ある土曜日 ― 2005年12月02日 23:48
ある土曜日。時間は午後3時、まだ日は高い。ちょっと贅沢した酒を買い込み、ようやく自室にミニチュアの線路を敷き詰める終わる。いくら酔っ払って扱っても、誰の指図も非難も受けない、「泥酔鉄道」の開業です。(2004年5月初稿)
ある土曜日-2 ― 2005年12月03日 08:23
作者は、小学校の時に買ってもらったNゲージの鉄道模型を、今でも大事にしています。むしろ、大人になってからは、濃い酒をチビチビ飲みながらたのしむことが増えたような機がします。もっと正確に言うと、・・・・藤子・F・不二雄は漫画で「(鉄道模型を指して)これはね、りっぱなおとなのホビーなんだよ。なん十歳になってもつづけられる、奥行きの深い趣味だぞ。(四畳半SL紀行)」と言っていたがこれは半分嘘で、少なくとも作者はシラフでは準備(面倒くさい)で飽きてしまうことが多く、酒の力を借りつつ線路を広げることが増えています。肝臓がちょっと心配。
ある土曜日 ― 2005年12月03日 23:53
まず準備。この日は、虫干しを兼ねてちょうど手持ちの線路を使い果たすくらいに、部屋中に線路を引き回しました。線路の継ぎ目はプラレールのそれとは異なり精密に出来ているため、線路同士をつなぐのも結構神経を使います。線路を敷き終わったところで、我慢できずに缶ビールの栓をプシュ。
ある土曜日-4 ― 2005年12月04日 17:06
次は、試運転を兼ねて保線作業を行います。道模型の線路は、遊んでいるうちにかなり汚れてしまうものです。最近では「機関車に牽っ張らせるだけでヤスリがけから拭き取り、果ては線路のゴミの吸い取りまでを1両でやってくれる「軌道保線車」が発売されており、レールの整備も楽になっています。まず線路を(保線車搭載の)ヤスリで磨き、次に揮発性のクリーニング液を保線車にスポイトで注ぎ、ヤスリをガーゼに付け替えて線路をクリーニング液で水噴きする。昔より楽になったとはいえ結構作業には手間がかかります。さっき栓を切った缶ビールがもう空になってしまいました。
ある土曜日-5 ― 2005年12月06日 22:48
そして下準備完了。この前は蒸気機関車と旧型客車で遊んだから、今日はモダンに常磐線にしました。「スーパーひたち」の模型を線路上に並べ、さてとコントローラをいじる。シャー・・・ガリガリガリ。脱線orz。これが「シャーネーナ」で済むのも、「泥酔鉄道」の醍醐味である。千鳥足で現場に急行し、車両を踏んづけないように復旧作業と線路の付け直し。かくして、窓の外はトップリと日が暮れ、線路上に特急列車と普通列車がならび、部屋が常磐線の水田地帯と化すころには、作者はイイ感じで酔っ払っているのでありました。
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