韓国国鉄1000系タイプの工作-屋上機器のベース ― 2006年12月02日 13:52
すいませんしばらく更新サボってました。もっというと工作もサボってました。
閑話休題。韓国では地下鉄は直流1500Vなのに対し国鉄は交流25000Vで電化されているため、地下鉄直通車は当初から日本の常磐線のように交直両用車が導入されております。
模型を作るにあたっても、当然日本型のような賑やかな屋根上を再現したいのですが、当時の日本型と異なる点が2つあります。
・屋上は、下枠交差式パンタグラフを用いてコンパクトにまとめている。
・日本の鉄道車両では1990年代より導入されている「真空遮断器」(高圧電気専用のブレーカ。屋上に立っている正方形の部品が目印)をいち早く採用している。
これらを再現して、比較的入手がたやすいパーツを物色した結果、屋上は関水の787系のパーツを切り取って流用することにしました。
韓国国鉄1000系タイプの工作(やり直し) ― 2006年12月03日 18:13
部品(動力ユニットとか床下機器とかがまだ揃っていません)の買い出しに都内まで出かけました。その途中に寄ったグリーンマックス秋葉原店で、補修・改造用に大量に並べられている車両キットのバルクパーツの山をボンヤリ見ている時に。
見つけたのが、東京メトロ6000系初期型(20年以上昔に生産されていた2段窓車。現在製品では流通していない模様)の側面パーツ。これのドア窓は、まさに韓国ソウルの鉄道でお馴染みの「小窓」そのもの。
最初、JR201系キットの戸袋窓を埋めて模型化しようとして、実際に途中まで工作して来たのですが、どうも201系臭さが抜けずピンと来ませんでした。早速パーツを買い込んできて、1両試しに不要な側面ディティールを削ってみました。
写真で、JR201系側板加工品と東京メトロ6000系側板加工品を比較できるよう並べてみたのですが、どんなもんでしょ?
韓国国鉄1000系タイプの工作-最近のタイプの前面1 ― 2006年12月05日 20:59
同じものを2個正確に作る技術が無いため編成の左右で違った顔にしてバリエーションを楽しむため、前面のうち1個はグッと近代的なデザインのものを作ります。
2000系(1993〜)、1000系後期抵抗車(1995〜)、5000系初期車(1997〜)、1000系先頭車改造車(2002~)と、現在の韓国の国電の中では最も標準的なデザイン、加工のベースとしたのはGM東急7700系キットのおまけパーツである「静岡鉄道1000系」の前面パーツです。
まず、前面のライトを埋めてしまい、その後に車両内張りに沿って前面窓を削り広げてゆきます。その際、前面窓の中桟は残すことがポイント。
近況 ― 2006年12月09日 19:59
相変わらず韓国国鉄1000系化するべく、営団6000系の側板削ってます。
変わり映えしないので画像は省略。
あと、最初にいじっていたJR201系戸袋窓埋め車は、あとで103系1500番台を作る際のタネ車にするため、ジャンク袋にしまいました。関連記事のカテゴリも変更しております。
韓国国鉄1000系タイプの工作-車体側板の寸法 ― 2006年12月10日 18:39
実車は、屋根が深い点以外はJR103系と基本的な寸法はほぼ同じと思われますが。しかし今回模型のベースにしたのは「車体側面の裾が長い」東京メトロ6000系。車体裾を切り詰め、ついでに前面の板厚分だけ先頭車の側面を切り詰めます(そうしないと中間車と寸法が合わない)。
車体側面を仕上げる前に、標記の寸法で各部分を切り落とします。
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