いよいよ・大きい模型2007年06月12日 00:06

243型疾走!

HOゲージなんて大きくて高いだけで、Nゲージの他に線路も揃えなければいけなくて、割に合わない。そう思っていた時代も確かにありました。

しかし、HOゲージの実物を複数見ているうちに、「Nゲージでとは違う何かがある」と思うようになりました。実物の模型を見てはじめて分かる、Nとは違う「大きさ」に由来する、Nでは再現できなかった質感、重量感。

そして、HOゲージを嗜む仲間に中てられたのかHOゲージ自体の魔力に取り憑かれたのか、客車に続いてこの度ついに動力車と線路を購入してしまいました。

購入した機関車はドイツ鉄道の243(143)型電気機関車。1980年代後半に旧東ドイツで700両近くが生産され、ドイツ統一後は全土で普通列車主体で使用されている貨客両用機関車です。

模型はオーストリアのRoco社の製品。都内の有名模型店中古車両売り場で1両1万2000円。塗装に汚れがあるものの、パーツ類は全て未使用の製品です。

箱から取り出し車両を手にとった瞬間、ずしりとくる重さが緊張感と共に感じられます。そして線路の上に載せて、手持ちのパワーパック(Tomix5001)を捻る・・・ジョイントを踏む締める硬質な金属音を立てながらゆっくりと厳かに走り出します。

高い買い物であり4両も5両もポンポンとは買えませんが、大人が上質な酒を味わうように、ゆっくりチビチビと楽しんでゆきたいと思います。