ベストセレクション2008年07月24日 22:13

鉄道模型はお金がかかります。

自分が親に買ってもらっていた時は「ゲーム禁止」「購入は誕生日/年末年始/こどもの日の3回」「1回の購入は1万円以内」という制限が付けられていました。それでも十二分に恵まれた方だと思います。当時はカタログ片手に「KATOの103系は4両で7400円」「トミックスの415系ステンレスは4両セットで9500円だからギリギリ予算内♪」とかやっていました。当然ブックケース入りのセットなど買おうものなら予算オーバーです。

それでも、手持ち線路セットのホームも4〜5両ですので、模型の世界での辻褄も合っておりこれまで続けて来れました。

ですので、現在の「セット売り前提でブックケース1個1.5万〜」がメインの売り方にはどうも(量販店だったら定価の2割引以上で入手できるとはいえ)どうも馴染めません。これじゃ年少者は手を出せないでしょう。

そういう意味では、2大Nゲージ鉄道模型メーカーの一端であるトミーテック(トミックス)が出している「3両セット」は、(編成の辻褄は合わないものの)1万円未満の価格設定で手に入れることが出来るため、自分は非常に高く評価しています。

で、この度2大Nゲージ鉄道模型メーカーのもう一端である関水金属(KATO)も「常時在庫」「初心者でも楽しめるように基本セットを4両にする」をコンセプトに「ベストセレクション」の販売を始めることを発表しました。注目するべきはその価格構成。4両セットで1.2万円前後。量販店で買えば1万円でおつりが来る価格となっております。

現在のところ写真のE531系をはじめ電車中心の構成ですが、編成のバリエーションが電車よりも広く自由に遊べる、機関車+客車・貨車のセットを販売しても面白いのではないでしょうか。

シークレット捏造w2008年07月26日 21:32

先日発売された鉄道コレクション第7弾のシークレットは、今回製品化された西武451系の晩年に編成を組んだ西武クハ1660です。451系と異なり、西武では旧501系から3000系まで長年にあたり西武で親しまれた「湘南型」風の前面2枚窓が特徴的です。自分の模型仲間も、このシークレットを引き当てました

自分は、このシークレットを引き当てる事が出来ませんでした。ネットオークションを見ても結構な値段で取引されており、ちょっと手を出すのに躊躇してしまいます。で、ジャンク箱を見ると西武のキットを数編成組んだ余りとか台車目当てで手元に置いていた大井川モハがあります。

( ̄ー ̄)ニヤリッ うまくやればシークレットと似たようなものを作り出せる・・・。

大井川モハの前照灯を削ったあと、前面を切り出します。西武451系キット付属の551系用前面を使うことも考えましたが、窓ガラスを嵌め込み式にする方法が思い浮かびませんでした。(写真上)

しかる後、本来の前面を除去した西武451(作例では三岐クモハを使用)の前面部分に接着。長さは他の鉄コレ車両を規準にして現物合わせで調整します。(写真中)

連結面も、製品そのままでは無く、広幅感通路を狭くした様子を表現するため、キットあまりの西武101系(広幅貫通路の窓を流用)GM西武451系キット付属の広幅感通路パーツ・西武2000系(改造狭幅貫通路の幌枠・貫通路を流用)の部品を削り出して、もとの連結面を除去した跡に接着します。その過程で、一旦接着した連結面パーツの位置調整をしていた際に折損してしまったのはここだけの秘密ですw結構GM西武451系キットのパーツですが、使い道がありそうです。

秩父鉄道3002008年07月27日 20:49

クラブ内の「東西内戦」を仲裁できる車両として、東武・西武の双方とすれ違わせられる、秩父鉄道300系の工作を始めました。

ベースは以前買い込んでいた鉄道コレクションの秩父300系。色が西武とだいたい同じですので、西武電車と工程を合わせながら工作したいと思います。

工作のポイントは、製品化されていない編成中間にいるサハを作ること。パンタグラフの無いデハ302を2両を切り継ぎ(本当はデハ301の方が良いが入手できなかった)、窓配置の違うところは富士急3100の窓枠を切り継ぎます。

秩父サハ351を作る2008年07月29日 23:05

前回更新のとおり、秩父鉄道のデハを切り継いでサハを作ります。デハの寸法に合わせて戸袋窓のところで切り継ぐと・・・戸袋窓と隣の窓との間隔が狭くなりすぎます。

実車は、デハとサハでは戸袋窓の寸法が異なる(サハの方が狭い)のですが、嵌め込み窓の鉄道コレクションでこれを直すためには窓ガラスの加工もしなければならず、かなり困難です。

戸袋窓に流用できるガラスがあるか、駄目もとでジャンク袋を漁ってみましたが、国鉄型の車両より戸袋窓の上下寸法が大きく手持ちの戸袋窓は全部×。しかし、放置中製作中の2階建てお座敷電車から取り出したサロE217の窓ガラスがちょうどピッタリ(!)(写真上左)

これに合うように戸袋窓を一部埋めてしまいます(プラ板を1.5mm弱幅で切り出して接着)(写真上右)。

悩んでいた部分があっけなく解決し、一気にモチベーションが上がりました。

このイキオイで、デハ302ベースにしたため窓割りが全く異なる妻面(こういう事もあるからデハ301をベースにするべきでした、と今更ながら反省)も、手持ちのGMキットジャンクの妻面窓(サッシ窓:クモハ51、Hゴム窓:京王6000)切り出して嵌め込んでしまいます(写真中)。

1ケ所、削り込んでみましたが、写真下のような感じです。

昨日の館林2008年07月31日 00:02

仕事で東武佐野線に乗りましたので、連写ができるカメラを鞄に仕込んで「いつもの所」に向かいました。

東武佐野線渡良瀬川鉄橋付近の「北館林荷扱所」です。

構内には8000系の休車、それも台車や窓形状から、かなり最後の方に量産された車両が電気機関車と並んで留置されていました。従来の東武だったら更新修繕して(そういえば館林駅南に隣接する工場建屋内で10000系と思われるステンレス車がライトを外して作業していました)使い潰すところだろうに、何故?(写真中左)。

更に奥には方向幕が抜かれ錆だらけの8000系もいました(写真中右)。これは初期車の最初期更新車(前面が更新前のまま)です(同じような車両が現役で運用に就いていたのに(写真上)・・・)。こちらは編成が揃っておらず、バラされた車両は窓も外されて解体中でした(写真下)。

構内にはこの他、半分に切られた鉄道車両らしい何かがいくつもいました。色・窓の形から、大学時代にさんざん乗った。京王6000系と思われます(写真下々)。。。