地形づくり(分岐モジュールの工作07)2009年02月11日 20:35

発泡スチロールによる地形の再現

分岐モジュールですが、台枠が出来、線路も敷き終わりましたので、地形の工作に入りました。

地形の製作技術

地形は、材料の手に入りやすさ、工作のしやすさ、持ち運びのしやすさ(軽くて堅牢)から、多くのレイアウト本でも紹介されている「発泡スチロールの芯材」+「紙粘土またはプラスターの表面」+「絵の具の彩色」+「パウダーの表土表現」によることにしました。今までのレイアウト・モジュール製作でもこの方法に拠っています。
まずは発泡スチロールで、地形の芯材を作ることにしました。

カーブ部分の地形

カーブ部分(写真(1)、(2))は、地盤面に対して線路が高い位置を走っているのを再現するため、台枠の下にベースの合板を貼り、その上に脚と線路敷設面を設けて線路を敷することにしました。ベースの上に地形を表現して行きます。
まずベースには鉄道と立体交差をする道路2本の基盤を作ります。台枠面から立体交差箇所まで下り勾配で立体交差になる(実際の下今市には幹線道路の勾配はありません)ので、合板の切れ端で勾配を作ります(発泡スチロールだと平坦な面が表現されない)。
次に、道路面と線路面・台枠の間を埋めるように発泡スチロールの芯材を接着します。大きい芯材を接着してから削り、小さな芯材をその上に貼り重ねて行きます。住宅を設置する箇所は平坦にすること、台枠は台枠として表に出ないよう地形を表現すること、2つのモジュールは連結して地形が一体になること、モジュールの先は堤防越しに川になっているイメージを出すことに留意しつつ地形を作って行きます。

分岐部の地形

分岐部分(写真(3)、(4))は、実際の下今市では分岐後すぐに急勾配になって盛土上を走りますが、今回は諸般の事情で急勾配も盛土も再現不可です。そこで、(線路が分岐してカーブの先にあると想定した)川に至る地形考えた結果、分岐部分に山を作って、地形に立体感を設けることにしました。
山は、通常であれば発泡スチロールを水平に積み重ねますが、今回は奥行きがないため垂直に立てて積み重ねました。(写真(3))。接着剤が固まったら、全体の地形を一気に削って表現します(写真(4))