机上の空論(gdgdな羽田問題への一考察w)2009年10月16日 22:47

成田空港にて(2008年10月撮影)

何だか、某大臣がまたスタンドプレーで空港問題を引っ掻き回してますね。引っ掻き回すこと自体は必ずしも悪くない面もあるのですが・・・どうもこの調子だと手当たり次第にいろんなものを弄っておかしくして最後は放り投げる・・・そんな気もしてきます。

日本の空港についての私見ですが、都道府県というか地方ブロックでそこそこ大きい空港は一杯あるのに、国の「看板」となる空港が機能していない。そのため地方から海外に行く場合、例えば韓国経由で行ったりする・・・といった事が起きています。空港を作る作戦の面からお粗末だったとは思いますが、出来ちゃった空港は今更どうにかなるものでもありませんので、いまある空港をどう使って行けば良いか?考えて行けばいいと思います。

とは言っても、自分は・・・・あんまり心配していません。「国内・国際問わず多くの路線が集まってくるハブ空港が日本国内に3つか4つくらいあってもいいんじゃないか?」と極めて安易かつ楽観的に考えています。ハイ、楽観的過ぎますね。

自分がこんなに事を楽観的に考えている理由は2つ、「羽田のキャパ」と「航空連合の存在」です。


羽田のキャパですが、現在は約30万回弱/年が、いまの拡張事業が終わると将来約40万回/年になります。で、成田空港は現在は約20万回弱/年。もうこの時点で足し算は合わないです。
将来の鉄道網整備に伴う羽田の国内線減便を考慮したとしても、とても「成田は廃港」なんて結論は出ないです。
それと無視してはいけないのが「自動車」の存在。飛行機に乗る人は荷物が多く、また航空貨物は自動車で運ばなければいけない事を考えれば、駐車場や貨物ヤード等車の使い勝手で言えば、羽田空港は成田空港に比べて著しく使い勝手が悪いです。この点では成田に競争力がありますね。


もう1つの存在が「航空連合」。確かに香港・シンガポール等の巨大ハブ空港に比べて、日本の空港は規模で劣りショボく見えてしまいます。
しかしながら、空港は大きければいいというモノではなく世界の航空会社は1枚岩とは限らず、いくつかにグループ化されているのが現状で、それが再統合される見通しもあまり無い。そのグループの各々がハブ空港を1個ずつ使用すれば良くて(例えば航空連合毎に関西・成田・中部を割り振る等)、そう考えれば、チマチマした空港がたくさんある日本の空港が必ずしも世界に対して不利にならなと思います。成田空港のターミナルビルも、実際は航空連合毎に分かれて使用されており、それがそっくり別の場所に移るようなイメージです。


こんな具合で、自分が興味あるけど専門分野じゃない事を興味本位に書くのは、正直ちょっと楽しいです。川島令三の気持ちがちょっと分かった気がする(爆)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
ひらがなで以下の8文字を入力してください
でいすいてつどう

コメント:

トラックバック