東北線211系電車の工作01-増設パンタ台2010年01月30日 22:51

211系完成品の構成・増設パンタグラフ廻りの加工

なんか仕事の方がバタバタしてて、土日しか工作が出来なくなってしまってます。疲れる・・・

で、ひととおり仕掛中が無くなったところで、新作に手をつけました。あんまり手間をかけたくないので、去年のJAMで仕入れてきた211系電車を弄ることにしました。

211系電車は、国鉄末期に量産が始まった中距離用電車で、現在でも最新型車両に混じって都心乗り入れの重責を担っていますが、一部は地方部での運用に用いられ始めています。地方部に転用された車両の常として、運転台ばかりの短い編成に組み直される事も多いのですが、東北本線の宇都宮−黒磯間で用いられている車両の中には、原形の10両編成(5両編成×2)で使用されるものもあり、国鉄末期に量産が始まった当初の姿を今なお保っています。また、極稀に昔ながらの「東北線」を表示して運行される列車もあります。

模型の方は、トミーの211系をベースに加工。もう20年以上前に生産が始まった古い製品ですが、製品の水準は現在水準に達しているので、無加工でも十分楽しめます。しかし、途中でTNカプラー装備等のマイナーチェンジが行われており、室内・前照灯が全面的に変更になっています。
今回は以下の理由から、クモハ211については初期ロットと後期ロットの車体を入れ替えました。入れ替えにあたっては、車体内側の見えないところを削る等の加工が必要になります。

  • 初期ロット(写真上の上)と後期ロット(写真上の下)が1編成ずつありますが、細かいところで表現の差異があるので、5両編成の車体は同じロットで揃えたい
  • 中間部は連結可能なTNカプラー・前照灯スイッチを活かしたいため、下回りは後期ロット同士が向き合うようにしたい

そのうえで、2両あるパンタグラフ付きクモハ211のうち1両は、前部にパンタグラフが増設された車両にします。そのため、ベンチレータを外し、孔を2mm×4mmに切ったプラ板で塞ぎます。その後、2.5mm×12.5mmに切り出したパンタ台基礎、1.5mm×2mmに切り出したパンタ台、既存プラキットの余剰パーツを適当に切り出した配管受けを接着します。接着位置の寸法はちゃんと出していませんが、大まかに「とれいん」2009年11月号67ページの実車写真を参考にしています。(写真下)