飯能の旧型バス2010年12月12日 20:10

昨日は忘年会で都内で遅くまで呑み、本来なら今日も用事がありましたので、都内に宿を取ってました。しかしながら予定が変わって今日1日がフリーに・・・直前に予約したビジネスホテルをキャンセルすると高額なキャンセル料が必要との事。モッタイナイからそのまま泊まる事にしました。
本当なら朝寝坊して鋭気を養えれば良かったのですが、思いのほか休めず早い時間に目が醒めてしまい暇を持て余す事に・・・朝寝坊は諦めて、途中ちょっと(という割にはだいぶ遠回りですが)寄り道して帰宅する事にしました。

かくして、西武線で池袋から45分の埼玉県飯能市に到着。
お目当ては、ここから入間川沿いに旧名栗村方向に登る国際興業バス。今日までの予定で都内では見なくなった旧型バス(いすゞU-LV324)が運行されていました。引退記念のヘッドマークも付けられています。
今日最終運行の、国際興業バス8074号(
昨今の鉄道趣味界でも話題になっていますが、私は、この手の引退記念運行・イベント運行になんでもかんでも駆けつける趣味はあまり無いです。
しかしながら、この青緑ツートンのバスは、大学時代埼玉でアルバイトしていた時にちょうど新車で入る(その代わり、彼らに置換えられてもっと旧型のC系バスが首都圏を追われて行った)のを、リアルタイムで体験しました。仕事がはねた真夜中、まだ地下鉄工事中だった国道122号のバスレーンを疾走する彼らに身を委ねて家路についていた日々が、いまでも思い出されます。
生活の一部だった彼らの最終運行に行っても、バチは当たらないでしょう。

そんな訳で、U-LV運行最終日の今日。昨今の鉄道趣味界で見られるような混乱は全くありません。入間川を遡るバスで一番奥まで行く「湯の沢」行きに、少しだけ乗ってきました。
直線を効果的に使った斬新な外観(フランスの路線バス・ベルリエPR100に強く影響を受けたと言われる)はともかく、乗れば普通の路線バス。エンジン音も大きな特徴がなく、淡々と飯能市街地を抜けてゆきます。

荷物を持っての移動でしたので、あまり「深追い」する事はせず、市街地を抜けたあたりで、思い出のバスを降り、帰路に着きました。
岩根橋(飯能市)

帰ってからいろいろやろうと思ったのですが、やはり全身にたまった疲れを旅程で抜くのは難しい模様で、そのまま日が暮れるまで昼寝してしまいました。