日本のバス年代記(鈴木文彦)2011年08月07日 12:39

日本のバス年代記(鈴木文彦)

某ブックオフに古本を売り捌きに行った待ち時間、ヒマツブシに本棚を見ていると、本書が出てきました。1999年発行ですから「20世紀の日本のバス車両」についてまとめられた本です(ちなみに21世紀に入ってからのバス製造業はOEM・共同生産・撤退・集約→結果として2社集約と非常に香ばしい波乱万丈の歴史を送っています)。一瞬迷いましたが即買い(写真左上)。ブックオフの売り上げは全額回収されましたw

で、本書の前半1/4くらいは、昔ながらのボンネットバスで占められています。レトロなアイコンとして、以降の引退したバスよりも残存車・稼働車が多いと思われるボンネットバスですが、現役時代の写真も多く占められています・・・・(写真右上)「信じられないだろ?(京王線の)聖蹟桜ヶ丘行きなんだぜ、それ」。多摩地区の写真とはとても思えません。

で、自分のバス趣味は昭和50年前後の車両に興味を持っているのですが、その直前の昭和40年代が迷車・珍車の勢ぞろい(写真下)。路線バスの近代化(冷房化・低床化・効率化)が模索されていた時期で、写真のような前2軸の超大型路線バスとか、車体中央にエンジンがある車両とか、さらには2階建てバスのノウハウを生かして車体中央部がノンステップになったバスとか・・・・「見てはいけないものを見てしまった」。見てるだけで眩暈がしてきます。