震災から半年。私の気持ちは変わりません。2011年09月11日 06:30

震災後、列車が来なくなったJR水戸線下館駅(3月27日撮影)。今では普通に列車が行き来している。

埼玉県内で仕事をしていたら、大地の底が唸るような地響きのような不気味な音を感じました。
「来るのか?」10秒くらい身構えた後、カタカタと揺れを感じました。
とっさに勤め先のテレビをつけたら「関東地方で地震」。もどかしいと同時にある程度の地震の規模の目処がつき、正直ほっとしました。昨日午後3時頃、茨城で震度4の地震が発生した時の出来事です。
地震が頻発する茨城で育ったこともあり、地震の予感を鋭く感じる一方で震度4の地震では驚かない自分の感覚は、震災後もあまり変わっていないです。


あの震災から今日でちょうど半年です。あの日私は栃木県の硯北地方で立っていられない烈震に見舞われました。幸いにして人的な被害は無く、震災後も求められた仕事を果たして栃木を後にしました。
しかし、2万人近い人の命が奪われ、今なお8万人もの人が避難生活を余儀なくされる等、我々が受けた被害は非常に大きいです。
また、実際に受けた被害もさることながら、今回の地震では、原子力発電所の事故もあって精神的な面での被害・動揺が非常に大きいです。
奇しくも今日はアメリカの同時多発テロからちょうど10年。この10年間、「アメリカの変調」を日本から外国を見る目線で見ていましたが、同じ「変調」を今度は我々日本が経験させられるような予感がします。

だからこそ。

元通りに戻るかどうかは分からないですが、今日より良い明日はかならず来ます。震災を生きた一人として、より良き明日のために頑張って働いて消費して、日本と世界をより良く廻す一人の主体でありつづけたいと考えています。

最後に、発災して以降、今なお私の体内を駆け巡る「金言」を再引用して紹介します。
そして、私たちがやることはたった一つ、また明日から一生懸命働いて、日本経済を復活させることです。(堀江貴文)