ミャンマーボロ猿人紀行01-ビザ取得 ― 2012年07月12日 23:20
今年の夏休みは、「解禁」間もないミャンマーに行くことにしたのですが、その強い動機となったのが「日本の中古バス」。
日本国内で使用され廃車となった中古バスは、状態が良い車両は国内中古バス市場を通じて国内(もっぱら地方部)に再就職して「第二の人生」を歩むことになります。それ以外の車両ののうち、程度が良いものは外国(日本の場合、アジアの発展途上国が多いです)に輸出され、彼の地で第二の人生を歩みます。
輸出先としては、一昔前はフィリピンが主力で、日本のバスが色そのままで左ハンドル改造されて走っていることが多かったのですが、経済発展につれて中国製の新車導入が進んだり日本中古車でも原形を留めない改造が施されるようになっています。
そんな中新たなフロンティアとなったのがミャンマー。2011年3月に民政化され、今日では発展の余地が非常に大きい国として注目を浴びています。
その国では、過去の軍政時代から日本製の中古バス・中古鉄道車両が度々輸出され、自国産の天然ガス燃料対応に改造され、永く使用されています。
「今あるものは今しか乗れない」この言葉に誘われて、ミャンマー行きを決断しました。
荷物電車(異形式凸凹編成)05:塗装 ― 2012年07月15日 22:47
荷物電車(異形式凸凹編成)06:連結器をどうするか ― 2012年07月16日 09:03
旧型国電の模型を作る時、連結器をどうするか?というのはなかなか難しい問題だと思います。
さすがに昔からのアーノルドカプラーだと形が大きいだけで実感味が乏し過ぎるのですが、じゃあ他で何があるか?
KATOカプラー密連型だと連結器下の電気連結器部分で連結するため旧型国電には向かないです。
車体マウントTNカプラー(トミーテック)だと実感味は無敵ですが、旧型国電の長い台車とカプラーポケットが干渉する、カプラー1基300円と高価である、という問題もあります。
そういう訳で、自分は32系・70系では同じTNカプラーでも初期に生産された台車取付タイプを使っていました。これなら、連結器の形も実感的ですし、全連結面に採用しても安価(旧型国電の場合、結構編成とか車両の向きとかを変えて連結しますので)です。
しかしこの連結器。連結しにくい上に台車への取付強度よりも連結器同士のかみ合わせ強度の方が強いので、実際にやってみると非常に扱いにくい。この前のあしがらオフでも非常に取り扱いに苦労しました。
もっと「ゆるい」連結器にしようと思い、いままでの経験を思い出すと、KATOカプラーNが「見た目と扱いやすさ」が一番バランスがとれてるように思いましたので、中間車の連結器をこいつに換装(写真左)。
実車に無いはずの電気連結器は、中間部なので見えないことから目を瞑ります(これを指摘するとKATOの製品ほぼ全てが同じ「エラー」を抱えていることになる)。それよりもダミーのジャンパー栓っぽいヒゲ表記がかっこいいです。
先頭部および先頭部と向かい合う中間車はTNカプラーのまま。これでだいぶ扱いやすくなるはずです。
で、工作中のクモニ83-100を70系と初めて並べてみました(写真右)・・ん?クリームの色合いがちょっと異なるような。。。
プレイボーイの良記事 ― 2012年07月19日 00:11
ちょっとこの雑誌のことについて文章を書きたいと思い、書棚を漁っていたら出てきたのがこれ。
週刊プレイボーイ1993年10月5日号です。おねーちゃんのグラビアをはじめとして、硬軟いろいろテンコモリになっており中学生には勧めにくい男性向け週刊誌です。
なんでこんな雑誌を20年近く取ってあるか?というと、この号で「真正面から取り組む趣味講座 鉄道マニア大入門」という記事が8ページぶち抜きの記事に惹かれたこと。
そのクオリティも、世間一般が所謂「鉄道マニア」を見るような興味本位やステレオタイプな立ち位置から書かれたのではなく、「鉄道写真」「鉄道模型」「鉄道グッズ収集」の3ジャンルを柱に、嵌まっている人を真摯に捉えた、オーソドックスだけど偏見のない良記事。特集巻頭の「鉄道マニア体型」など、いまの鉄道ファンが読んでも納得のクオリティです。
決して決して若かりし頃の石田ゆり子や、若かりし頃の小松千春や、ライオンズ清原と鉄道模型が大好きなディスコお立ち台のおねいさんに惹かれた訳ではないゾ☆
かように、男性向け週刊誌ということから、グラビアや興味本位やエッチな記事のイメージがある週刊プレイボーイですが、中を見ると、案外「読み物」としても侮れない記事が網羅されています。
例えば、手持ちの93年10月5日号では、農業問題、海の砂漠化や自動車産業存亡の危機など、時事問題を一定のページ数を使って筋の通る分析を交えた「まともなスタンス」で纏めています。
いまさっきも気になる記事があり本屋でパラパラ立ち読みしていたのですが、1記事あたりのページ数は減り興味本位な姿勢で纏められた特集も複数ありましたが、上記の「まともなスタンス」はまだ十分残っている印象を受けました。
ここから話はがらっと変わります。いや見方によっては余り変わりません。
なんで唐突にこんな週刊プレイボーイの記事を載せたか?というと、週刊プレイボーイのwebサイトで注目すべき記事が載っていたから。この記事のためだけに15年振りにプレイボーイを1冊買って集英社に「お布施」したい!と思い本屋をハシゴしてました。
それがこの記事→脱原発を現実化するためにメディアが果たすべき役割 江川紹子
いまの日本において、非常に話をするのに気を遣う(端的に言うとタブー化している)原子力政策。(自分はテレビは全く見ないので)ニュースサイトを見ていると、原子力発電反対派も賛成派も、互いの言うことは聞かずにゼロか100かの争いばかり。『互いに妥協し「よりましな」「より現実的な」解決策を得る』ことを善しとする自分の姿勢からは、まるで反対の位置にある同じ穴の中で、お互いワンフレーズでドンパチやっているようにみえます。まるで「ためにする争い」。
そんな自分が感じてる「モヤモヤ」を、かなり近い表現で文章化されており、読んで思わず「スッキリ」したのがこの記事。結果的に「より脱原発」を目指すために、原発反対運動が取るべき戦略と、それを伝えるメディアの問題を明確に整理しています。
自分を含めあらゆる人が、自分のいまの振る舞いを振り返ることができる良記事であり、激しくオススメ。
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