ミャンマーは凄かった(9)8.17AM ヤンゴン市内バス(おかわり)2012年10月27日 22:04

ミャンマー旅行も最終日。
凄すぎるヤンゴン市内バスについて、そろそろ総括する時が来たようです。
ミャンマーで生産された日野のバス。泥はねの「HINO」に注目
ミャンマーでノックダウン生産された、日野のキャブオーバーばす。泥はねの「HINO」が素敵です。

アジア名物のトラックバス。ミャンマーでも活躍しています
ヤンゴン市内の郊外に出れば、写真のようなピックアップ(トラックバス)が、バスとして活躍しています。ちゃんと車体横にバス路線番号(緑丸内のミャンマー数字)が書かれています。
ピックアップトラックに人を載せて走らせるのは、アジアではお馴染の光景ですが、ヤンゴン市内ではピックアップの運行が禁止されているため、郊外に出ないと見られません。
これもCNGエンジン駆動。荷台の一番前にガスボンベが載っています。

名古屋市営バス
郊外からは名古屋市営バスの中古で戻ります。この車両は「200チャットバス」と呼ばれる状態の良い車両(新車、またはエアサス搭載)です。しかし、一番後部の窓にはガラスが入っていなく、もともと後部扉があった部分は、既存の車内パーツを活用して(写真でも「出口」と書いてある部品です)扉を塞いでいます。

ミャンマーのバス停
ミャンマーのバス停です。ミャンマーではバス停なるものは殆ど見かけませんでしたが、これは路線の案内も書いてある、丁寧なバス停です。
ちなみにバスは時刻表がなくても全く不便ないほど連続して来ます。

神奈中バス@ヤンゴン
写真は、神奈中バス中古の199番バスです。つい最近まで現役だったU-規制車(1990〜1995年製)も、すっかり日本の都市部ではみなくなりました。

ミャンマーで多用される日本車。長崎バス中古のK-CJMも!
本当に日本の中古車だらけです。
最後の中古バスのパラダイスは、日本国外にありました。

ヤンゴンの韓国中古バス
しかし、そんなヤンゴンも、韓国・中国車の進出が最近見られるようになりました。「HYUNDAI」の表示も誇らしい韓国車2種。現地の交通事情に合った左ハンドル、CNG駆動車とヤンゴンの都市事情にピッタリです。
しかし、ガイド氏いわく「韓国の中古車は幅広で使いにくい」との事。屋上のクーラーもヤンゴンでは使われていません。

中国製の東風揚子江バス
こちらは中国、東風揚子江の新車です。ちゃんと自動ドアが機能する、ヤンゴンの新しいホープです。
しかしフロントに搭載されたエンジンが非力、マイクロバスのエンジンに大型バスの車体を被せたような感じで、とにかく加速が悪いです。


ヤンゴンで愛される日本の中古バス
ガイド氏曰く「やはり日本車がパワーがあり小回りも効いて使いやすい」との事。車体には日本をアピールする漢字(「京成電鉄」の前に何故か「魚」の字が書き足されている)や日本メーカーのアイコン(ISUZUとか三菱FUSOとか)が誇らしげに表示されております。

最後に、満身創痍でありながらヤンゴン市民に愛されて走る日本の中古バスの、衝撃の最新車の写真を晒して、本稿を終わりましょう。
ヤンゴンに輸出されたノンステップバス
名古屋市営のノンステップバス。とうとうこんなのまで日本を追い出され遙かヤンゴンに来てしまいました。
本当に感慨深いです。

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