夜行列車20132013年04月19日 18:00


あけぼの
さて、今晩から奥様へのお詫びも兼ねた旅行で青森に行ってきますが。
今回は奥様の許可を得て寝台特急「あけぼの」の開放寝台を奢りました。全然お詫びじゃないです。。。

「あけぼの」に使用される24系寝台車は、そのいずれも1970年代製の車両で老朽化が進んでいることから、それほど長い間は使い続けられないと見ています。
で、24系寝台車が居なくなった後は・・・他の寝台特急の動向から「車両の寿命とともに列車の廃止」または「オール個室の新型車に置き換え」のいずれかだと予想できます。
ただ、どちらにしろ一世を風靡した「ブルートレイン」あるいは日本の夜行列車の代名詞だった「開放寝台」は近い将来無くなると私は読んでいます。

そんな一世を風靡した列車設備の行く末が見えたところですが、最近よく話題になる、思い入れが深い訳でも無いのに列車が無くなる直前に押し掛ける、「葬式」のような真似はやりたくないし「日常離れ」している状況で強行しても面白くないので、まだ騒ぎになっていない今のうちに名残乗車しよう、と思い立った訳です。
(「富士・はやぶさ」でも同じような事をやってます)

それにしても、正直言うと寝台特急は高いです。トイレ共同・風呂なしで寝台料金は一人6,300円(プラス特急料金+運賃)。これらが完備したビジネスホテルが地方で4,000円〜5,000円で泊まれる今 なっては、合理的な値段に思えません。
それ以上に気になったのは、「あけぼの」を使った国内旅行ツアーもほとんど無かったこと。今回の青森行きにあわせて各社のツアーを調べてみたのですが、寝台特急を使用したプランはクラブツーリズムの1ツアー(「WEB限定掲載 寝台特急あけぼので行く 弘前さくら紀行 2日間」)のみでした。これは「あけぼの」で弘前まで上がり、弘前の桜を見てその日のうちに東京に帰るプランです。
「朝早い時間に目的地に着ける」「昔ながらの夜汽車のノスタルジー」といった夜行列車のメリットを考えると、現状はあまりにも寂しいと思いました。しかも料金は新幹線・飛行機往復+ホテル泊のツアーの方が安い。

昨今、鉄道会社の企画乗車券がいろいろ改悪されて不便になっている、という話をよく聞きますが、「普通乗車券で行くか企画旅行(ツアー)で行くか」という、もっと根元のところで「旅行商品の買われ方、選ばれ方」が決まってしまっているように思えてなりません。前も似たような事を書いた気がするのですが・・・

そんな複数の意味で時代の趨勢から取り残されてしまった夜行列車の開放寝台(逆にこの「取り残され感」すら上手にアピールすれば魅力になるよう思えます)、これから堪能してきます。