常磐線103系電車の工作02-金属押さえ窓への交換(クハ103-274)その12013年10月20日 18:07

さて、昨日高らかに着工宣言をした常磐線103系、早速着工です。
今日はマト7編成の上野寄り先頭車、クハ103-274の工作です。

このクハ103-274、国鉄末期からJR初期の新製車や保全・更新工事車で多用された「金属押さえ窓」を採用しております。
103系で金属押さえ窓を採用したケースは結構多いのですが、こと高運転台車に限ってみれば、あまり例がありません。そんななかで首都圏で最後まで残ったクハ103-274がかかる金属押さえ窓を残していた、これは非常に無視できない事案であり、模型でも是非再現してみたいと思います。
模型は、原型はHゴム押さえであり、プラスチックで車体/扉と一緒に成形されたHゴムを削る工法がまず考えられますが、今回は金属押さえ窓」再現で「使える」と思った、トレジャータウン製の製品を実装することにしました。

まず、不要となる旧扉を切り取り。扉上部左右のR部分は、Rと直径がだいたい同じ、0.8mm程度の径のピンバイスで孔を開けます。その後、扉外周部分にカッターの刃を滑らせて、扉部分をすぐ刳り貫けるように薄くして行きます。
ここまで準備してから扉をくり抜きますが、そのままでは刳り貫いた穴と新扉との寸法がありません(新扉の方が、縦横ともに0.5mm程度以上大きい)。
そのため、扉用穴と扉外寸がだいたい同じ寸法になるよう、扉用穴を削って行きます。削るのは車体と扉の両方(他の扉と見比べて違和感が 寸法に削ります)
成形部分をガイドしてを採用しております。
細かい寸法は記録しておらず、1両4カ所全ての扉がおかしい位置で固定されないよう、少しずつ削って行きます。
扉上部は、極細ヤスリの角部分(Rになっている)を使い、全体の形がいびつにならないよう、少しずつ削って行きます。

少しずつ削ってはパーツをあてがい削り足りない部分を確認し、もとからの嵌め込み式窓ガラスを設置してから再度嵌め込み式窓殻図をセットして、「合い」と「通り」を確認して、当面の穴あけ作業を終わりにします。

1扉窓あたり約20〜30分の工作ですが、結構疲れてまい1日に2個も3個も工作できないのが悩ましいところです。この工作あと何個やら無いといけないだろう。。。