異邦人2014年09月20日 18:00

徹夜で仕事をした昼帰り、フラフラに疲れはいましたが、そのまま帰るのもなんかもったいない。

という訳で、「毎朝ギリギリに着いてそのまま住宅街の中にある職場に出頭し、終電で帰るだけ」の、宇都宮の街中に足を伸ばしてきました。
考えてみたら今年4月、宇都宮に転勤してはじめての中心市街地かもしれません。

市内の繁華街、オリオン通り。
人通りはあるのですが、いわゆる「人通り」とはどことなく異なる空気がして、ちょっとこそばゆいです。
それは前宇都宮に棲んでいた時から3年が経ったせいなのか、オリオン通りの賑わいが市街地活性化のための演出が勝っているのか、どちらのせいなのか分かりにくいです。

で、町中にある宇都宮Festaに立ち寄りました。ここの中には鉄道模型を扱っている店があり、いい機会なので覗いてみました。。。

マニアックな趣味を集めて蒸留したコンテンツで固めたビルは、「2次元の絵に描かれた女の子にすら激しい気恥ずかしさを感じる」、極度の照れ屋の自分にとっては、あんまり居心地の良くないところでした。
前の日風呂に入っていないこともあり、居るだけでとても照れ臭くなってきます。

前に住んでいたときは、市民として見ていた宇都宮の市街地(それこそオリオン通りは朝のジョギングコースでもあった)が、離れて3年も経つと、どことなく密入国をした異邦人が見るそれのような、くすぐったくて居心地が微妙な場所になっていました。

多分、街はゆっくり変化するのに対して、自分の意識の方が、勝手にあらぬところに爆速で吹っ飛んで行っただけだと思うのですが。。。。

♪子供達が〜空に向かい〜両手広げ〜
リアルで口ずさのは自重して脳内で「異邦人」をリピートさせながら、旅の途中を偽装するべく駅弁を奮発して、何も起きない明るいうちに宇都宮を退散しました。
平日の半分以上をここ宇都宮で過ごしてるはずなのに、何なんでしょうこのアウェー感。。。