ミニレイアウト09-バスコレ走行システムの道路線形を、より実感的に加工しました2014年11月03日 11:40

今回作っている路面電車モジュールでは、全国的に有名な江ノ電・腰越の併用軌道のような風景も作ろうと思っているのですが、実際に道路と線路はどの程度幅を取っているのでしょうか。
いい写真がありましたので、ちょっと見てみましょう。(画像はsotheiフリー素材から拝借しました)


何この幅員配分。電車が安全に走れる幅をとったら、歩道はもとより、車道も軽乗用車がちゃんと走れる幅すら取れていません。
道路技術者が見たらあまりの酷さにショック死するレベルです。

このあたりを実感的にやりすぎると、バスも走れなくなってしまい、やりたかった「電車とバスの共存」どころではありませんので、製品の寸法はあまり弄らずに加工したいところです。

まず、バスコレ走行システムでは停留所部分は路肩に幅寄せする凝った造りですが、これをやめて車道上で停止するだけ、にすれば幅が狭まるのではないか?と思い、早速買ったばかりの製品を切った貼ったします。
まずは停留所のマグネットシステムの動作原理の確認。


停留所部分では、ハンドル操作のガイドとなる金属線が中心から道路左側に逸れ、その位置にあわせてマグネットを組み込んだ「地上子」が道路下で左右に動くようになっています。これがバス走行時に車体下(運転台直下)に来るようなら停車、車体下から右にスライドした位置に来ると停車せず通過、となります。
 
ということは、普通の直線道路でも、路肩をちょうど同じ幅に削れば停車/通過が出来るのではないか?と思い、直線道路の左路肩を切断します。
切断位置は、だいたい製品裏側に刻んであるガイドのあたりです。詳しい寸法は記録しないまま思いつきで加工しました。

何となく停留所部分だけ幅が狭くなりました。  
動画でも見てみましょう。

走っている車両がいろいろ間違っている(DBのシルバーリンゲが通過できるのにはちょっと感動。建築限界の確認に使えそうです)ことはさておき、ちゃんと問題無く走るみたいです。

しかし、やはりモノ足りない。電車と自動車とがぶつからんばかりの狭さで走る(実際には自動車側が停まって電車をやり過ごすのですが・・・)を楽しみたいと思い、またあまった停留所幅寄せ部を反対側に設置したところ、カーブ後に右側シフトが連続するのでときどきバスが曲がりきれずに脱線します。

そのため、もう少し製品を加工しました。


今度は、停留所での左幅寄せを逆に使い、電車側に幅寄せするようにしました。
その際、停留所間をつなぐ直線道路は反対にして使い、電車側に幅寄せしたままの状態で直進するようにします。

さらに、停留所ユニットが納まるところも切り欠きを新設し、停留所ユニットが納まるようにします。

動画でみても、結構電車の線路に寄って走るようになりました。


 
製品のままだと、写真上のように中心間隔37ミリですので、カーブ部分はともかく直線部分はかなり「よそよそしい」間隔となります。
上述のような加工を行った結果、約1センチ電車とバスとの間隔が狭くなりました。もっと幅を詰めたい気持ちもあるのですが、これ以上やるとバス道路を自作するような大加工が必要になりますので、これで工作を続行することにします。。

ちなみに、早く線路を固定したいのですが、線路を固定するまでには、まだやることがあります。。。