大宮工場の公開に遊びに行ってきました2015年05月24日 04:20

昨日は、午前中仕事をした後、JR大宮工場の公開に遊びに行ってきました。
例年通り、賑わっていました。
工場の中心部。写真左にガスタービン車の運転台がモニュメントになって置かれています。

まずは昼食。「食堂車のカレー」と銘打たれていたカレーを食べました。家で作るカレーよりも、ルーに小麦粉が多く使われているせいか、ねっとりとした昔ながらの食感で、なかなか美味しかったです。
氷水の入ったヤカンがいい感じです。

今回は、青森のリゾート列車が展示されていました。車内にも入れますが、冷房が効いていないので、ちょっと蒸し暑かったです。

工場内の、車両が整備されている区画も入ることができます。新しく大宮で整備されることになった、新潟の115系電車が分解整備されていました。

JR貨物の方の工場を覗いてみます。電気機関車が整備されていますが、よくよく見たら九州で使われていた機関車でした。

工場の奥には、DD51型ディーゼル機関車が展示されていましたが、普通のディーゼル機関車なのに何故?と思いましたが、「最終全検出場」のヘッドマークを見て納得。
国鉄の蒸気機関車を全廃に追いやり近代化を進めた主役の機関車で、日本の鉄道ではどこでも見られたごく普通の機関車でしたが、とうとうJR貨物からの引退が見えてきました。
当たり前だった風景が当たり前でなくなることを思い、ちょっと感慨深いです。

場所を変えてモーター整備職場へ。写真上の直流モーターと写真下の交流モーター。中の構造が全く異なり、特に直流モーターではモーター内の回転部分端のブラシ(銅色の集電部分)が交流モーターでは全くありません(交流モーターではモーター外側の回転しない部分に電気を流して回転させます)。
交流モーターを鉄道で使えるようになり、整備が劇的に楽になったという話を聞きますが、実物を見て納得。

最後に、工場端の部品ストック場も見れますので、行ってみました。
模型工作をするためか、自分は車両全体のみならず、バラバラにされた部品ストックに興味があるみたいです。
傍らには、斬新すぎてほとんど活躍せずに解体されたE331系連接電車のクーラーとコンプレッサがあります。去年長野工場から運ばれてきたもののようです。
なんらかの車両の整備用に転用されるのかもしれません。

その近くには、角ばったC-AU711型のクーラーもいます。JR東海の車両用で、JR東日本では使われていないはずですが、どういう経緯で大宮工場に来たのでしょうか?不思議です。

そんなこんなで3時間ほど工場内のいろんなものを観察。毎年来ていますが、今年もいろんな発見がありとても楽しかったです。