沖縄旅行2015-3 ごく普通な観光のことなど2015年07月15日 05:05


夏休みは今日までですので、今日東京に戻る予定です。
旅行中撮り溜めした写真を見ながら、このブログの空気にあうように旅行のことを書くにはどうすれば良さそうか少し考え、「趣味に走った美味しいところ」は後に持っていくことにしました。

そのため、今回は一般的な観光のことを書き、バスの話や道端の話は次回以降に更新します。

これまでは路線バスで沖縄島内を移動することが多かったですが、今回は妻の運転の練習が目的ですので、レンタカーを借りて名護やうるま等の北部を観光。憧れだった「おっぱ牛乳」もゲットしました。
世界遺産にもなった勝連城跡です。13-14世紀に建てられた山城で、琉球王朝の城群として世界遺産に登録された中では最も築城年代が古いものです。
人手だけでよく数百年保つ、これだけ高い城を作ったものだと感心します。土木建築工事の機械化が進んだ今となっては、当時の技はとても想像できません。

何度も沖縄観光をしているのに、北部が手薄(行ったことのある場所の最北がいま大問題になっている名護市辺野古)だったのは、那覇から離れており本数も少なく、路線バスでは往復できても周遊しにくいためでした。
(さらに車両も小振りの「中型車」で、正直に趣味的に今ひとつ萌えなかった)
そのため、ド定番の「海洋博公園美ら海水族館」も今回が初訪問。

ジンベエザメが泳ぐ美ら海水族館の大水槽や、
海洋博公園で飼育しているウミガメをじっくり鑑賞しました。

今回の沖縄旅行では、ありがたいことに台風と台風の間に日程が収まり、台風が近いのに安定した天気でした。
山岳部出身なのに海が好きで、いままで沖縄に旅行に行った時は、たいてい体験ダイビングをしていましたが、今回は夫婦でダイビングのライセンスを取り、某電機屋の閉店セールで買い叩いてきた防水デジカメも揃え、準備万端で海に入りました。
すごい綺麗な青色です。あまりの美しさに、言葉が出てきません。

30m防水コンデジの腕試しで、クマノミに隠れるイソギンチャクを一枚。定番?なカットです。

そして、(今回の旅行で見たばっかりとはいえ)水族館でしか見たことないウミガメにはじめて遭遇!
あのウミガメ様と近くで対面し、すごく感動しました。
模型の衝動買いや酒代を節約し、夫婦でライセンスを取ってよかったです。

(つづく)

沖縄旅行2015-4 バス好きの血はやはり大騒ぎ2015年07月16日 07:20

いままでの沖縄行きでは、移動のほとんどをバスやモノレールに頼っていましたが、今回は、レンタカーをずっと借りてました。そんな訳で、今までの旅行と違いほとんどバスを使わない旅程を組となりました(乗ったのは那覇市内の1回だけ)。
しかしいざ現地で現物を見ると、やはりバス好きの血は大騒ぎ。妻から「エンジン音がする度にバスの方振り返ってるね」と言われてしまいました。。。

まずは、今の沖縄のバス事情を象徴する1枚から。
もう20年落ちの米軍スクールバス転用車ですが、フルカラーLEDの行先表示に換装され、いまなお沖縄一の幹線である那覇〜名護線で活躍しています。

15年前に訪れて衝撃を受けた那覇バスターミナルは、2018年の再開発オープンを目指して、工事中で閉鎖されていました。

琉球バス塗装の青とオレンジが逆転した、米軍スクールバス転用車も健在。
1990年代に当時の琉球バスが米軍スクールバス事業から撤退すまで継続して新車が入っていたこと、スクールバスのため路線バスに比べて走行距離が短かったこと、アメリカ人の体格にあわせて大柄の座席を持っていることから、古い車でもいまなお多く残っています。

本州の中古車。車両の仕様から判断すると、関西地区の中古でしょうか。
「ナナサンマル」で入れた車両の入れ替え、沖縄県内バス事業者の経営悪化に伴い、1990年代から多くの中古バスが使われ始めました。沖縄の車両板金修理力は高いものがあり、古い車でもタイヤ周りにサビが見られないのみならず、フルカラーLEDを装備していたりします。

これも本州の中古車。
2000年代に入り、県内のバス会社の経営が最も悪くなった時期は、塗り替えも適当になっています。写真の車は元の車両(都営バス)の塗装を活かして、上半分だけ塗り替えた車両です。
この車両、古いはずですが、メッキのホイールキャップにLED前照灯と手が入っており、来沖の経緯に反して大事に使われていると思われる車両です。

沖縄のバスは、この20年で利用者が半分以上に減ってしまいました。沖縄きっての幹線バスである20(那覇〜名護)系統も、効率的な代わりに輸送力の小さい中型車が導入されています。

そして2010年代、バスに関する規制緩和があり、新規事業者が路線バス事業に入りやすくなりました。
そのため、観光バス事業者も路線バスの営業を始めるようになりました。この車両は在来の路線バス会社が運行していない「やんばる急行バス」。那覇から美ら海水族館のある元部半島への直行バスですが、何でしょうこの車両。本州で高速バスとして酷使された車両に、前面のバンパー・ライト周りは別会社(熊本バス)のツギハギを隠さず取り付けている様に仰天。
なんだか、2010年代のバス業界のカオスを見たような気がします。

そんな思いを込めながら、15年前の面影を追いたくて、「ナナサンマル」営業1号車を撮った同じ場所で、市内線バスの写真を1枚。車両は当然「ナナサンマル」から入れ替わり(入れ替えは中古車で行われたため、もしかしたら2世代入れ替わったかもしれません)、15年前は交番前を曲がって運行していた1番系統ですが、いまではこの系統は1日4便になってしまいました。

そんな沖縄の最新バス事情ですが、バスグラフィックの最新刊に全車両の情報やバスマップも含めて詳細に纏まっています。
沖縄美人のおねいさんかわいい(マテ

(つづく)

沖縄旅行2015-5 「沖縄みちばた紀行」をなぞる2015年07月17日 07:06

沖縄に思いを馳せる時は、たいてい「ひたすら歩いた 沖縄みちばた紀行(カベルナリア吉田)」を読んで心をなだめる日が続いていました。沖縄好きの雑誌編集者が頭までドップリ浸かった、ガイドブックには載らない「沖縄の体臭」みたいなものを感じさせてくれます。

この本では、ヒコーキ時代が始まる前の那覇の玄関だった那覇港、それに隣接する牧・松山地区の話から始まります。
今回、安いビジネスホテルが松山に取れたことから、改めて注目。
松山の繁華街の朝。朝だと言うのに、帰り道のおねいさん方とパトカー。夏の生暖かい朝の空気も相まって、すごく倦んだ感じが溢れてきます。

そんな松山の昼下がり。「沖縄みちばた紀行」でも書かれていましたが、本当に風俗の無料案内所が増えています。それこそ「案内される店」と同じくらい見ました。
そんなに「遊びたがり」の人ばかり多く来沖しているとは思えないのですが。自分の認識の方がおかしいのでしょうか。

こちらは瀬底島。シュノーケリングの際に見かけたリゾートホテルです。。。

「沖縄みちばた紀行」でも瀬底島のリゾート開発が頓挫して島の人が困っている話が取り上げられていました。あれから数年、リゾートホテルの建物は建てかけのまま放置された廃墟でした。サビ放題の鉄筋、設置されたままの仮設材が痛々しいです。
レジャー・観光をする人の層は変わり(年齢層及び外国人比率の上昇)、及びその楽しみ方も変わり(交通網の整備による移動増、及び中国人買い物ツアーに見られる様な、ホテルにかける費用の低下)、本島西海岸リゾートのようなホテル需要が今後来るとは考えにくいと思います。
本当にどうするんでしょうか。

波の上ビーチから臨む夕陽。この写真を撮ったのは、「沖縄みちばた紀行」でも工事中の様子が酷評されていた那覇西道路の下。道路整備とあわせてビーチが公園として整備され、バーベキュー場・シュノーケリング場が整備されていました。
ビーチの砂浜から見える景色は変わりましたが、この道路のおかげで那覇市内から空港まで渋滞無く行けるようになりました。

夕食は、やはり「沖縄みちばた紀行」に乗っていた、辻のジョージレストランで、いただきました。
酸味の強いA1ソースも相まって、筋張って硬いニューヨークステーキが美味しく食べられました。

(つづく)

沖縄旅行2015-6 旅行の終わり2015年07月18日 04:50

そんなこんなで楽しかった沖縄旅行も終わり。
最終日は帰るだけでしたが、最後の悪あがきとばかりにスーパーに立ち寄り、地元食材をいろいろ仕入れました。

空港着。帰りの飛行機を待っている時、偶然南西航空のリバイバル塗装機を見かけました。

そして離陸。青い海に浮かぶ島が印象的でした。
2時間で羽田に到着。いつもそうですが、東京に戻ってくると海が茶色いのに驚かされます。

帰りは、行きとは異なり、京浜急行で空港から戻りました。
上野東京ラインに接続し便利になった京浜急行、モノレールよりも混んでいるイメージがあります。制限一杯の大きなキャリーバッグを抱えており、混んでいる列車に乗るのは辛いと思いましたが、幸い空席を発見。
途中あまり止まらない特別快特だった事もあり、ほんの16分で品川に到着。
ここからJR線への乗り換えですが、駅の案内に従って乗り換え通路に行くと、階段とエスカレーターしかありません。
大荷物を持って移動する際には、一旦改札を出てJR改札に入るようにした方が、エスカレーターが使えて便利です。
京浜急行品川駅は、これから抜本的に改築されるとの事ですので、改築に期待します。

そのまま上野東京ラインに乗って帰宅。やっぱり乗り換えが無いのは楽でいいです。デカイ荷物を持っていると直通のありがたさ倍増です。

いまブログを書いているのは土曜日朝。ちょうど沖縄旅行に出発してから1週間前です。
今日も仕事ですが、また沖縄の青い空と青い海とに解き放たれる日まで、日々の暮らしを頑張りたいです。

(終わり)

下館レイルフェスタ2015夏2015年07月21日 07:29

梅雨明けで猛暑の3連休。初日は仕事、3日目は買い物に行っていましたが、中日中日は茨城県筑西市の後援を受けて開催された公開運転会「下館レイルフェスタ2015夏」に参加してきました。


会場はこんな感じ。筑西市保有のパネル展示と、G・HO・N・Zの4規格の鉄道模型の運転が行われました。

パネル展示では、昭和20年代末に取手〜下館を60分で結んだ、常総線ディーゼル特急「しもだて」の展示もありました。いま運行されている常総線快速にもつうじるものがあります。

また、会場では、HO・N・Zの3種類の大きさのC11型機関車をならべての展示も。
親子というか、ミニチュアのミニチュアみたいな感じが微笑ましいです。

Nゲージのエンドレスを借りて、買ったばかりのC12を走らせます。音もなく快調に運行。

また、今回は公開運転ということで、久しぶりに無線カメラカーを持参し展示運転を行いました。映像が白黒映像しか出ず、これからの課題です。

また、今回は「茨城の車両」という課題が出されたため、茨城を走った中でも珍車(常総線のキクハと4扉気動車、常磐線の2階建列車)を運転しました。

最後はブルートレイン「北斗星」。来場いただきましたお客様にも「ブルートレインだ」と話題にしていただけました。

今回の公開運転会では多くのお客様が来場していただき、とても嬉しかったです。
今回のイベントを主催した下館レイル倶楽部の皆様、後援していただきました筑西市の皆様、ありがとうございました。