ぶどう狩りと例のトンネルにいってきました2015年09月28日 21:40

日曜日は家族サービスでぶどう狩りに行ってきました。
妻が行きたいと言って旅行会社のチラシを持ってきたのですが、そこには「直通むさしのかいじ号で行くぶどう狩り」とあり、もと成田エクスプレスの電車が写っていました。武蔵野短絡線も253系電車もなかなか乗る機会がなく、2つ返事で賛同。

明けて日曜日朝、夕飯も作って冷蔵庫に入れ、お風呂のタイマーも入れ、洗濯物は干して、準備万端で出発です。
現在は東武線直通特急で使用される253系特急電車。行先・愛称表示は「特急」だけ。どことなく近鉄特急や小田急急行のように私鉄っぽいです。

車内はこんな感じ。もとグリーン車の普通車で、座席は普通車なりの座席ですが、グリーン車時代のシートピッチが取られており、足元は広々しています。
グリーン車って座席本体も大事だよなぁ。と思いました。

2時間弱で勝沼ぶどう郷到着。駅から送迎でぶどう農園に行きます。
1時間ぶどう食べ放題でしたが、1時間もあればぶどうだけで十二分にお腹一杯になります。
昼食つきのコースで時間も余裕がある(現地滞在6時間に対しぶどう狩り1時間食事30分ですごい時間が余る)ため、ぶどう食べ放題と昼食のタイミングを調整し、腹ごなしをうまく組み込むほうが良さそうです。

昼食までの散歩で気がつきましたが、このあたり一帯は丘陵の大部分がぶどう畑になっており、写真で見るヨーロッパのワインの産地のようです。

昼食後、「ぶどうの丘」と呼ばれる市の観光施設を見てから駅に戻ったのが午後2時過ぎ。まだ2時間の時間があります。
まずは駅前公園のEF64を表敬訪問。1966年に甲府機関区に投入されてから中央線ひとすじ、2005年まで活躍した機関車です。

そのあと、まるごと遊歩道になっている延長約1.5キロの大日影トンネルを踏破。
このトンネルは明治36年に開通し(土木学会の土木遺産にも認定)、1997年まで使用されていたものをそのまま遊歩道に転用したもので、現役当時のトンネルの中を歩ける貴重な場所です。
日曜日は暑い1日でしたが、トンネルの中はひんやり涼しかったので、暑がり夫婦は大満足。

大日影トンネルの反対側にはトラス橋を挟んで深沢トンネルが設けられていました。こちらは現在ではワインカーブとしてかつようされていました。


入り口の数メートルですが、中も見学することができます。昔の鉄道百科であった、レンガ造りのトンネルの中がわかります。
昔、使わないトンネルの活用方法として、石油の備蓄やキノコ栽培とかどうか、という本を読んだ気がしますが、廃トンネルの管理はなかなか悩ましいものがあります。
このように三方よく活用されて(ぶどう狩りが思ったより早く済んでしまうことから時間が余る)、良かったと思います。


約1時間半でトンネルを踏破、勝沼ぶどう郷駅に戻ってくると、ちょうど最後の1本になった中央線115系電車が駅に入線。
帰りの電車では人身事故の影響を受けて遅れたものの、無事帰宅。

慌しい日帰りの旅でしたが、ぶどうも鉄分も大満足のぶどう狩りとなりました。