カニの押し寿司07-ブルートレインの「青」を調色する2016年01月07日 07:49

加工中のブルートレイン客車に塗る「青」について、市販の青20号の塗料では、完成品のイメージに近い色が出ないと思い、調色することにしました。
まずは試行錯誤。
今回作る模型は金色の上に青色を塗り重ねますので、似た環境を再現すべくテストピースを金色に塗ります。
その上に、モリタの青20号とクレオスの原色ブルー(#5)を比率を変えながら混ぜて行きます。思ったより青20号の「渋さ(色の濃さと濁り)」が強く出ることが判明(写真上)。
試行錯誤の結果、より色が鮮やかな銀帯のブルートレイン用に、原色ブルーをより漫画的な色合いのコバルトブルーに変えたものも作ってみました。(写真下)

ここまでやった上でトミックスの24系車体色とあわせてみます。写真ではなかなか細かいニュアンスが伝わりにくいですが。
・北斗星に合わせる場合 青20号:原色ブルー=1:3
・銀帯車に合わせる場合 青20号:コバルトブルー=1:3
が良さそうです。

ところで今回作るカニオシは、北斗星に合わせるか銀帯車に合わせるか?悩ましいところです。
製品を見てから散々悩んだ結果、以下の理由から、自分が欲しいのは北斗星に合った色だと頭の整理を付けました。
・カニは北斗星の増結車として使う。オシも北斗星の増結車として使う。
・これから北斗星用開放B寝台を作る場合、金帯+引戸なので改造や塗り替えが発生し、今回調色する色を使う。
・出雲や日本海で白帯銀帯を混結する場合も、青が薄いのは「工場入り前で退色したから(キリッ」と言い逃れできる。

実際にはエアブラシで塗装することから、青の塗膜厚や隠蔽力が異なること、青20号は少量入れただけでも色味が大きく変わることから、様子を見ながら「青20号:原色ブルー=1:4で調色し、現場合わせで青20号をごく少量ずつ足す」で塗装することにします。