オタクの人がどれだけお金を突っ込んでいるか2016〜バイアスを考える2016年01月22日 00:23

矢野経済研究所(http://www.yano.co.jp/press/press.php/001489)で、オタクの人がどれだけお金を突っ込んでいるか、オタク産業の売り上げと合わせて毎年まとめています。

確か去年の今頃も同じ調査についてブログに書いた気がします。

それにしても、鉄道模型オタクが年館に突っ込む額は49,721円、ってのは実感からするとちょっと安い気がします。新品のNゲージ(3〜4両編成で動力ライトつく奴)に換算しても年間約20両程度、HOゲージのプラ製だと2〜3両。
実感よりもちょっと安いような気がします。

なんでだろうと思い、詳細が書いてあるPDFを読んでみますと、調査方法は以下の通りです。

ネットアンケート回答者(男女不問で約9800人)のうち、「オタク」を自称または多称する人約2000人を選び、アイドルやアニメや漫画、プロレスやアダルトコンテンツ等のオタク19分野別に趣味やっているか否か、やってる場合はその年間費消額を算出したものです。
調査結果が「真実」から逸れる要因としては、①兼業でやっている人が多い分野ほど一人あたりの分野毎年間消費額が少なく出る(一人あたりの趣味に費やせる額が同じ場合、兼業分野が少ないほど入れ込んでいる分野への消費額が多い)②そもそも「オタク」だと認識しないオタクの人が計算に入っていない。
と言う要因があります。

詳しいことは、調査資料を購入すればモデル化してより細かい傾向をつかむことはできそうですが、この調査レポート自体が12万円もかかりますので、さすがに手が出ないです。