新潟に来ています2016年09月07日 05:31

会社の出張で、新潟に行きました。
当然1日中仕事でしたが、幸いにも午後5時に終わり。
芝生張りの護岸が整備された信濃川沿いを散歩していると、ちょうど鉄橋をゆっくり渡る越後線の電車を発見。
現在車両の取り替えが進む古い115系電車ですが、今ならまだ多く残っているようです。
地方大都市部の通勤路線ということで、堂々長い6両編成、というのが嬉しいです。

そのあと、日が落ちましたが、出張先で話題になった「早川堀」を見学。
北前船の寄港する重要な港町だった新潟、船が物流の主流だった時代に、物を運ぶ小舟が行き交う堀が多く作られていました。
昭和30年代にそれらは埋められてしまいましたが、堀と柳の景観を作る街並み整備の事業が住民参加で進められたものです。
夜でしたが、通りは「柳都」と呼ぶにふさわしい、風が気持ち良く抜ける風情ある通りです。
しかし、この通りの整備に当たり、地元と新潟市とで330回を優に超える議論がなされ、さらには、永続的に良い環境を維持するため、地元住民と管理協定を結び地元が管理を担っています。
この良環境を整備し維持している地元住民の努力に驚きました。

合わせて、通行車両を自動で判別し、許可がある車両の場合は自動でゲートが下がる「ライジングボラード」の設置事例を見てきました。
道路交通の管理を自動で行う有効な道具として、欧州各地で設置されている(ズルして突っ込んだところ、棒が路面から生えてきて車を突き上げる、といったYoutube動画のアレ)設備ですが、日本ではこの新潟が先駆的な事例です。
歩行者規制がかかっている商店街の入り口に設置されており、許可車が接近した場合、自動でゴム製のポールが下がります。

新潟といえばバスが発達しており、昨年度BRTシステムも導入されておりますが、これについては、改めて書きます。