北東北に進路を取れ'18-9_青森市営バスとの再会2018年08月23日 20:00

さてさて、青森といえば青森市営バス(違)です。
まずは四半世紀前に撮った写真(1994年春)。
現在運行されているものと同じ富士重+いすゞの長尺車ですが、車体は1世代古い5E型、エンジンも旧世代のものを搭載しております。色調も窓下の帯が山吹色と現在のものと少々異なっております。

青森にゆかりのある人生を送っている、大学先輩のK氏との縁で何度か青森市に遊びに行っているうちに、市内の道が広い国道を、マイカーに伍して高出力エンジンを廻して加速してゆく様に惹かれるようになって来ました。

今なお地方公営企業体(バスとか水道とかは、地方自治体営といえども独立採算です)を保つ青森市営バス、最近では経営改善の一環でどんどん新車が入り、懐かしいツーステップ車が減る一方にあります。

次は青森の奥座敷こと浅虫温泉で撮った1枚。
浅虫地区はほとんどワンステップ・ノンステップ車に統一されたとの情報もありますが、今回はたまたま旧型のツーステップ車が運行されておりました。
富士重工+いすゞの懐かしい組み合わせです。

一方こちらは今年入ったばかりの新車。当然ノンステップ車です。

青森市営バスといえば大型車を好んで導入する会社でしたが、ここ数年は中型車の導入が進んでおり、だいぶ小ぶりな顔を見ることも多くなって来ました。
写真上はいすゞ、下は三菱ふそうの中型バスです。

一方こちらは古いツーステップバス、青森市で好んで導入された、日野の大型・高出力車です。
同じ日野のナンバー1番違い。凍結防止剤の散布の影響で、車体下回りの錆びがだいぶ進行しております。
初めて青森の地を踏んでから四半世紀、当時新車で大量導入されたこの世代の車両も、いよいよ老朽化が進んで取り替えられつつあります。

一方、青森市内を出入りする長距離路線。
こちらはJRバス東北。ごくごくオーソドックスな新車です。

こちらは十和田観光電鉄のエアロバス標準床車。側面方向幕など路線バスならではの装備もあり、どこからどう流れ着いたのか分からないが、エアロバスとは結びつかないブルーリボンカラーを纏っており、大変ゲテモノな1台です。
こちらは下北交通の富士重7E車、日産ディーゼルのV8エンジンが大変勇ましい1台です。観光バスや自家用バスの出自のようで、こちらもかなりゲテモノっぽい要素があります。
そんなこんなで青森駅前を発着するバスを眺めて過ごしていました。
駅とホテルとの間の往復に青森市営バスはちょくちょく乗りましたが、願わくばもう1度国道を爆走する市営バスに乗りたかったところです。