MT55の残像を追って02-奈良線103系(1日目)2018年09月24日 09:30

今なお103系の残る奈良線に行ってきました。

奈良線に行くためには、まず京都に出なければなりません。
今回の旅行では、あまり切符のことをよく考えておらず、また職場でのトラブルや寝坊して予定の新幹線に乗れなくなることも想定し、行き・帰り・宿泊ともにバラバラにで購入。
行きは普通乗車券・普通特急券を購入し、自由席がまだ混まないであろう早朝の便を狙いました。
かくして乗ったのは、
今となっては希少な存在となった、700系のぞみです。
今回乗ったのはJR西日本所属車で、内装が異なるだけではなく台車も500系新幹線と互換性のあるものを使用しております。

車内で朝食を摂り、居眠りをしつつ2時間強で京都に到着。
そこから、今回の旅行で一緒になる大学先輩のK氏と合流し、まずは103系に乗り奈良まで往復し、独特の乗り味を堪能した後、伏見稲荷のある稲荷駅へ向かいました。
伏見稲荷はインバウンドの観光客で大にぎわいでしたが、今回の旅行ではスルーし、稲荷駅近くの撮影地に向かいます。
この日A48運行で運用されていたNS407編成が来ました。
この時点で奈良線に残っていた103系は3編成のみでしたが、いずれも中間車は東海道線普通電車用に製造された延命N40工事施工車で統一されているのに対し、先頭車は三者三様、NS407編成のクハ103-215・216は新製冷房車であり、当初は山手線に配属された車両です。
奇しくも新造当時と同じ黄緑色に塗られ、最後の活躍をしています。

もう1本、宇治川の鉄橋を渡るNS407編成です。

この日はNS401編成も稼働しており、こちらはの先頭車1970年製のクハ103ー167・168。原型ライトのケースをそのままにシールドビーム改造した姿が特徴です。
まだら模様の写真で大変恐縮ですが、クハ103-168側からの写真。
クハ103-168は、側面の扉窓が金属押さえになっており、201系とか205系のようなちょっとモダンな様子になっているのが分かります(自分この姿が大好きです)。
しかもこの金属押さえの窓、裏側にも化粧板が貼られており、103系の無機質な様子とは異なって見えました。

運転台の様子。
ATS-Pに列車無線、様々な装置が後付けされており、使い込まれている様子がわかります。
(3本残るうちの3本目には会えるのか!?続く)