板キットから東武81105Fを作る04-金属押えの扉窓その22020年07月04日 11:13

コロナ禍で散々だった2020年も、早いものでもう折り返しを過ぎて7月です。

3〜4週間ほどかかって、4両分の側扉の凸部モールド削りが終わりました。
1休日につき側板1枚〜2枚、だいたい側板1枚につき1〜2時間の工作です。地道な工作で、工作中は厭になってしまうこともありましたが、工作が終わった側板を眺めてみれば、満足です。
東武8000系後期車にも多く見られた、1980年代〜90年代の通勤電車の特徴である、平滑な金属押さえの扉窓が再現できました。

板キットから東武81105Fを作る05-スピーカー取付孔の設置2020年07月05日 00:32

東武8000系の後期修繕車の中には、側面にスピーカーを取り付けた車両がおります。
写真は現在も活躍する野田線もといアーバンパークラインの後期修繕車で、1個目の窓上に銀色のスピーカーが取り付けられております。

スピーカーはペアーハンズ東武6050系用屋上配管のおまけパーツを使用します。以前東武3070系2パンタ車を作ったときの残りです。

このパーツは塗装後に側板に接着しますが、そのまま接着すると接着剤が塗装面にはみ出てしまいますので、スピーカー取付位置の目印を兼ねて、接着剤の逃げ道用の孔を開けます。
水平方向は側窓の中間(3mmの位置)、垂直方向は側窓から約1.5mm程度離れた位置に孔開け位置を罫書き、側面1枚あたり2箇所、直径1.5mm程度の孔を開けます(直径1.5mmだと孔が大き過ぎたかもしれません)。

1時間もかからずに側板8枚の孔開けが完了しました。

板キットから東武81105Fを作る06-窓ガラス(前面・側面)の工作2020年07月05日 17:27

前面窓は先日ブログに綴った通りGMの東武6050系用分売パーツを使います。
そのままだと寸法が合わないので、パーツを窓ごとに切り抜いた上で現物合わせでパーツの各辺を削って嵌るようにします。
なお、このパーツは整形が厚くガラス越しの方向幕部と干渉する為、前面パーツの方向幕部を切り抜いてしまいます。(写真右上)
この状態で切り抜いた窓ガラスを嵌め込んでみたのが写真左下。いい感じです。
厚いガラス断面は黒を色差しし、断面が目立たないようにします(写真右下)。

側面の窓ガラスはキット付属の箱状透明プラスチックではなく、GMバルクパーツの窓セル(どの板キットにも付属している標準品)を使用します。
キットの凹モールドに嵌るよう、車体を箱組みする前の今の時点であらかじめ切り出しておきます。

板キットから東武81105Fを作る07-塗装落とし・下地確認と即窓削りの再履修2020年07月11日 17:11

側窓削りが終わったあと、一旦、車体の塗装を落とします。
IPAに側板を漬け込み、しばらく放置しても塗料が落ちないので、歯ブラシや爪楊枝を使って車体をゴシゴシします。塗膜が層になって落ちます。

そのあと、ベースホワイトを側板に吹いて、扉窓削りの仕上がり具合を確認します。
その結果、仕上がり漏れ(窓の凸モールドが残っている)が半分以上ありました・・・
また、紙やすりで扉窓の凸モールドを削る修行に戻ります。。。

KOKUDENくっきんぐ01-次作の構想について2020年07月12日 18:58

ツイッターで「KOKUDENくっきんぐ」という面白そうな企画がフォローしている方から提案されました。
「KOKUDEN」とは、KATOが1966年から販売しているロングセラーの「103系一般型」のこと。半世紀以上前のNゲージ草創期から続く素朴ながらもモデルの特徴を良く押さえた模型で、価格が低廉なこともあり多くのモデラーに愛されてきました。
自分も、103系スカイブルーの非冷房車をいつか「KOKUDEN」で揃えたいと思い、ずっと前から構想となる車両をジャンク車両などで集めてきました。
今作っている東武8000系の次作は、「KOKUDENくっきんぐ」の競作に合わせて、ずっと構想してきた103系スカイブルーの非冷房車を作ることにします。

早速タネ車を虫干しから出してみると、クモハの妻板に母線・空気配管が無いことが発覚。
これは「KOKUDEN」の持ち味としてそのままにして車両を作ろうか、はたまた実車のように配管を再現しようか、悩んでいます。