敢えての夏休み北海道旅行03-美瑛・十勝岳ドライブ(9/26)2021年09月27日 21:02

明けて9月26日、旭川で朝を迎えます。
外の気温は9度、東京のつもりでいると冷気が袖や裾から流れ込んできて、身が引き締まります。

旭川駅でレンタカーを借りて今日の行動開始。今日は美瑛・十勝岳方面にドライブです。
借りた車は軽自動車の日産デイズ。普段乗っているヤリスと比べると、いろんなところで乗り味が異なります。

まずは「青い池」を目指し、十勝岳方面に向かいます。
ここは、十勝岳の砂防施設を作った際に水が貯まって出来た池で、上流の水と美瑛川の水とが混じり、水溜りの水が青く見える場所です。
青い池から立ち枯れの白樺が生えているその姿はとても美しかったです。

そのまま十勝岳のスロープを登り、十勝岳望岳台へ。
ここは万が一の噴火の際に登山客が避難できるよう設置された避難シェルターで、ここの2回は展望台になっており、十勝岳のみならず美瑛岳・美瑛富士・オプタテシケ山が一望できます。

さらに車で十勝岳を登り、車で行ける終点にある十勝岳温泉凌雲閣まで到達。ここには、眼前に十勝岳を臨むことができる露天風呂があります。
十勝岳は活動中の活火山で、山頂付近は有毒な火山ガスが流出しているせいか木々は全く生えていません。
そこから下に目をやると、ちょうど紅葉が真っ盛りで、赤や黄色に染まった木々が山肌を彩っていました。

温泉を堪能して十勝岳を下山。最後に美瑛町郊外にある「四季彩の丘」に立ち寄りました。
ここは有料ですが綺麗に整備された花畑の中を歩けるようになっています。9月末でラベンダーの季節は終わっていますが、それでも色とりどりの花が咲き揃えられておりました。

そんなこんなで丸一日美瑛で遊んできて、レンタカーを返却。
夕食は旭川名物の塩ホルモンと決めていましたが、生憎緊急事態宣言で目当てにして店は休業中。今回の旅行はこんなんばっかです。
仕方なく繁華街を歩いていると「ホルモン焼」と描かれた1軒の焼肉屋が開いているのを発見。
出てきた塩ホルモンは、洗い立てのミズダコのようでもあり、弾力があり大変美味しかったです。

夕食まで済ませてから特急オホーツクで網走に向かいます。特急オホーツクは、札幌から網走までを結んでいる特急列車です。
その特徴は、何と言ってもこの列車が最後になったキハ183系で運行される特急列車であること。北海道の特急気動車の多くがラベンダー帯のキハ261系に統一された今となっては、大変貴重な国鉄型気動車です。
特急オホーツクに使われているキハ183系。外装は疲れが見られるものの、車内は綺麗にリニューアルされており快適に過ごせます。ただそれでも窓サッシや洗面台など車両の造りの各所に「国鉄臭さ」が残っており、わかる人が見ればその特徴を知ることができます。
4時間にわたる「夜行列車」の中で、お酒を飲んだり居眠りをしたりブログを書いたりして過ごしました。途中、列車と鹿とが接触したりして20分以上遅れたりしましたが、それも含めて貴重な体験になりました。