谷川岳トレッキング2021年10月30日 23:59

緊急事態宣言も明けても、まだ高速道路の休日割引が復活していなかったりとかつての日常にはちょっと遠いのですが、紅葉を愛でに谷川岳方面に車でお出かけしてきました。
これは上越線湯檜曽のループ線です。下の方を橋で跨ぐ線路が、上の方で直交しているのが見えると思います。これは勾配に弱い鉄道が高さを稼ぐために、わざと円を描くように遠回りして距離を走ることで高い距離に移動しているものです。ここの場所では、トンネル内で円を描いています。

土合のロープウェイ駅に着いたら、早速ロープウェイに乗り換えて頂を目指します。
ここのロープウェイはフニテル式と呼ばれる、2本のロープにぶら下がっているタイプですので、横風でも揺れが少なく安定して乗れます。

ロープウェイとリフトを乗り継ぎ、谷川岳の頂上を見渡せる天神峠に出ます。
ここから谷川岳の頂上、トマノ耳とオキノ耳を見渡すことができます。
天神峠から谷川岳頂上までは2時間弱の登山コースですが、コース内にはすでに雪も見られ、冬山装備が必要とのことですので、今回は登山は断念。途中まで歩いて引き返します。

ロープウェイで麓まで引き返し、今度は湯桧曽川に沿って歩き始めます。
ロープウェー駅から一ノ倉沢までは国道291号ですが自動車の通行が規制されているエリアですので、舗装された道路をお散歩感覚で歩いて行きます。
ちょうど紅葉が黄色く色づいており、紅葉のトンネルの中を気持ち良く歩いていきます。

ここが一ノ倉沢。世界でも最難関クラスの岩壁です。
こうして下から見てみるととても登れそうにない岩肌が牙を剥いていますが、数多くの犠牲を伴いつつも多くの登山者がこの岩山を登り切っています。

ここからは未舗装のハイキングルートが始まります。
ハイキングコースから谷筋へ降りると新道。新道とは言っても鉄道開通前、人が歩いて清水峠を越えていた時代の新道ですので、今はもはや獣道と化しています。
トレッキングシューズに履き替えてきて良かったです。
新道からは湯桧曽川は見えず、道は険しかったのでマチガ沢で新道を離れ、国道291号に戻ります。

歩くのが大変、という人向けにロープウェイ駅から一ノ倉沢まで小さい電気バスが走っています。

夕暮れの時間になって谷川岳を後にし、土合駅に立ち寄ります。
ここは下り線は新清水トンネルの中、地下81メートル下にあり、地上に出るには486段の階段を上がらないといけない「モグラ駅」として有名な駅です。
駅は既に無人駅になって久しいですが、駅の中にはカフェやグランピング施設が整備されておりました。

暗くなってからトレッキングの汗を流しに町営の谷川温泉に。ぬる目の露天風呂でサッパリしてからノンアルコールで無事故微転倒を祝して乾杯です。

日もとっぷり暮れて夕食の時間。しかし調べた店にカーナビで行ってみてもやっておらず。また食事難民かとゲンナリしながら国道17号を降っている最中に蕎麦屋を発見。
満腹になり、渋滞の関越道を避けてそのまま国道17号を降って埼玉に帰ってきました。
ちょっと疲れましたが、いい運動になりました。。。

<strike>今度こそ谷川岳に登るぞ</strike>