'23旧型客車の工作08-床下の工作と塗装 ― 2023年08月02日 16:58
暑いですね〜。
今日は仕事に隙が出来ましたので、時間休を取って行政手続きが滞っていた役所に行ってきました。
今までの工作のまとめです。
楽しい楽しい床下工作・・・の前に、足りなくなった床板を旧型国電のそれから転用します。
GMキットの電車用床下と客車用床下とでは、床下機器設置の考え方が根本的に異なり、電車用は床板が平面になっていません。
そのため不要な凹部を切り取り、切取跡を1.0mm厚のプラ板で埋めて客車用床下機器を取り付けられるようにします。
その後、説明書と睨めっこしながらランナーから床下機器を外して床下に接着。機器1個1個の役割を考えながら床板に接着する作業は、この客車キットシリーズ最大の楽しみです。楽しくてつい工作中の写真を撮り忘れてしまいました。
床下機器が付いてから室内のウェイトを付属のオモリドメで接着・・・
なのですが、作例とは逆に室内のウェイトを固定してから床下機器を接着した方がいいかもしれません。
そのあと塗装。まずは室内側にメタルプライマーを塗り、その後艶消しブラックを塗ります。
乾燥してから床板をひっくり返し、床下機器側もも艶消しブラックで塗装しました。
'23旧型客車の工作09-ナンバー入れと車体のウェザリング ― 2023年08月05日 12:05
旧型客車にナンバーを入れました。
'80s国鉄時代の写真館のサイトを参考に、1982年当時は東日本に配置のなかったオハ61以外は、水戸客車区にいた車両の車番をGMインレタのバラ数字を拾って再現します。
車番は
オハ35 2824(水ミト)
オハ35 2184(水ミト)
スハ43 2067(水ミト)
オハ61 2929(?)
としました。
ナンバーが入ったのを見届けてから、車体のホコリを落とし、ウェザリング塗装をします。
まず、台車にウェザリングのカラーが乗るよう、台車にシールプライマーと艶消しブラックを塗ります。
その後、下回りの台車周辺から出るブレーキダストと埃をイメージして、下回りと上回り(車体下半分を中心に)フラットアースを不均一に吹きます。同時にパンタグラフからの飛散汚れをイメージしながら、屋根にもフラットアースを不均一に吹きました。
車体のウェザリング塗装をしなかったブルーのオハ35(一番手前)と比べるとその差は歴然、埃っぽくモノトーンに汚れた旧型客者に仕上がりました。
最後に車体のウェザリングをしなかったブルーのオハ35に半艶クリアーを、その他車体にウェザリングを施した3両に艶消クリアーを吹いて、ナンバーを保護します。
シャコタン☆ブギ(漫画の話ではありません) ― 2023年08月06日 00:15
某氏のブログ記事に、現在の完成品に比べ車高が高いグリーンマックスのキット(昔の、動力機構の都合から機関車の大きさが今より若干大きい時代はこれで丁度よかったのかもしれません)を組んだ車両の車高ダウンに、Bトレインショーティ用の車輪を使った例が載っていました。
なるほどと思い、早速自分も試してみました。
開封して見てみると、確かに写真左のBトレインショーティ用車輪は、右の通常車輪に比べて一回り小さいです(ノギスが無いので寸法は測れませんでした)。
車軸ベースでは車輪径の半分だけ車高を下げられることから、あまり車高ダウン効果は得られなさそう(尤も車輪径が小さ過ぎると台車に嵌りませんしカプラー高さも揃わなくなってしまいますが)です。
しかしモノは試し、小径車輪を使ったシャコタン(今はローダウンと言うみたいですね)を試みます。試供に使ったのは、GMキットの中でも特に車高が高いと言われるマニ44。15年前の2007年の作で、当時から車両内側のリブを削ったり台車を削ったりと車高ダウンに苦労して組んでいました。
車高テスト用に仕立てた編成は、マニ44と同じパレット積み荷物車のスニ41(KATO)、車輪を交換するマニ44(GM)、比較のためのマニ61(GM)の3両編成です。
で、加工前の写真が写真上で、マニ44の車輪を小径車輪に交換したのが写真下。比較のため極力大きさや位置関係を揃えました。
微妙ですね。
しかしながら、写真をよくみると写真左のシルバーのスニ41と雨樋の高さが揃ったようにも見え、一定の効果はありそうです。
カプラーの高さも大きく変わっておらず、連結・走行には支障は無さそうな感じから、コスト・調達面の課題(小径車輪だけで分売してくれないモノですかねぇ・・・)が解決すれば、これに統一するのも1つの方法かもしれません。
'23旧型客車の工作10-貫通路の工作と窓セル・室内仕切り入れ ― 2023年08月09日 03:46
東武博物館に行ってきました ― 2023年08月12日 00:28
先日の飲み会の公約通り、一端の東武ファン(模型車両保有数:44両)として逝っておかねばならぬ聖地、東武博物館に参拝してきました。
まず博物館の中に入ると、明治期の蒸気機関車と木造電車とが鎮座しております。蒸気機関車はちょうど動輪作動の実演中で人だかりしていましたので、木造電車「デハ5」の方に寄って行きました。1924年(大正13年)製です。
大きなパンタグラフもさることながら、木造の車内からは古き良き時代の電車の雰囲気が存分に味わえます。
一方こちらは博物館一推しの展示物、1898年(明治31年)、英国米やーピーコック製の5号蒸気機関車です。
さらに館内を入っていくと、戦後長くにわたって東武鉄道のエースとして活躍した5700系電車がいます。こちらは残念ながら外観のみの展示となっておりますが、エースの風格が未だ衰えることなく感じられます。
こちらは写真でもお馴染みの、東武鉄道の電気機関車ED5015と並ぶキャブオーバーバス977号です。
ボンネットバスのボンネット部分にも客室を広げたタイプのこのバス、ボンネットバスの保存は全国各地で行われておりますが、それ以降のキャブオーバーバスの保存は大変珍しい事例です。
こちらは車内に入れますので、狭い車内で昔のバス旅の雰囲気を味わえます。
ここからは自分が惹かれた展示の紹介。
こちらは私鉄最大712両の大量生産を誇り、今なお支線区で主力として活躍している8000系電車の下回りモデルです。モーターがセットされたミンデン台車が鎮座しており、奇しくも実車登場から60年を経てこうして博物館入りすることに感慨を覚えます。
もう1つ。こちらはバスのシミュレータですが、シミュレータの運転席部分に注目。
現行のオレンジ色で騙されそうになりますが、これは間違いなく富士重工R13型ボディの生き残りではないかと思われます。錆1つない状態で活用されているのはここだけだと思われます。
小一時間の訪問となりましたが、やはり東武博物館は只者ではなかった。これが見れただけでも行って良かったです。
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