フランス国鉄RIO型客車の工作06-制御客車と合造車の工作その22021年05月09日 18:03

パテが十分乾いたのを見計って、車体の削り出しをしました。
最初、前面と屋根の断面が合わない部分を中心に木工・金工用の大型サンダーで大まかに削り、それから目の細かい模型用サンダーでまた水研ぎし、最後は1000番・1500番の紙ヤスリで水研ぎします。

制御客車の前面とか、小田急2200の前面をそのまま使ったせいか、なんとなくフランス型というよりもロシア・サハリンのD2型気動車っぽくも見えてきます。

車体を洗剤で洗ってから、下地塗料となるピンクサーフェーサを車両の内外装満遍なく吹き付けました。
塗料が乾いてから仕上げ漏らしや傷を細かくチェックし、車体生地を仕上げていきます。

フランス国鉄RIO型客車の工作05-制御客車と合造車の工作その12021年05月05日 18:29

運転台付き制御客車と運転台無し客車(?機関車と向き合う車両)の工作を始めました。
運転台がある側(左側)乗務員扉は東急7000系の客用扉をそのまま流用、これと対になる運転台がない側の固定窓はコルゲートの車体裾を切り継いで、窓は東急7000系の客用扉窓を流用します。

制御客車の前面は、あてにしていた京急500の前面パーツの入手に失敗しどうしたものか考えた結果、手元にあった小田急2200の前面パーツをノッペラボーにして作ることにしました。実車に比べて窓が横長ですが、これはこれで悪くない感じがします。
ヘッドライト・テールライトは、営団3000のライトリムと営団300のライトを薄く削ぎ落として、窓下に横長に接着します。
運転台無し客車の前面も同じ小田急2200ベースですが、こちらは運転台窓を埋め、合わせてカプラーと干渉するであるであろう部分を長方形に切り抜いておきます。

一通り妻面も出来上がったところで、制御客車・運転台無し客車の双方とも箱に組んでパテ盛りをしました。
車体の削り出しはパテが乾燥する明日以降です。

フランス国鉄RIO型客車の工作04-試運転と車体の仕上げ2021年05月01日 20:25

線路上を走らせてみて、台車と車体とが干渉しないかチェックします。

試作車体はこのまま中間車として組み上げることにしました。
妻板上部を屋根カーブに沿って削り、車体の隙間を、グレーポスカを塗って確認します。
凸部は削り、隙間が見られたところには光硬化パテを塗って乾燥させます。
今日はこのままパテが乾燥するのを待ちます。。。

(5/2 9:40加筆)
車体のパテ盛りと水研ぎを繰り返します。光硬化パテは固まるまで1晩かかり、車体への馴染みも良くない(車体と一体化せず、剥がれる時には塊でポロリと剥がれる)ので、パテは溶きパテに変更しました。

上にずらして接着した妻面はこんな感じ。貫通扉(実車にあるのか無いのかわかりませんが)の位置が屋根に近いので、新幹線とかモノレールな感じがします。
各部継ぎ目にパテ盛りをして、400→600→800→1000→1500番と順次紙ヤスリの目を細かくして研いでいきました。
これで車体の生地は完成です。なんとなく行けそうな気がしてきましたので、残り2両の材料調達と工作に着手します。

フランス国鉄RIO型客車の工作03-車体の箱組2021年04月30日 02:55

カーブ等の走行試験をしたいので、とりあえず1両車体を箱に組みました。
妻板は113系キットのあまりパーツを加工しました。車体裾0.5mmのプラ角棒を接着し、斜めに削って車体裾を真っ直ぐにします。その後、屋根を接着する車体裏を平らに削ります。
屋根はGMクモユニの屋根を切継、床下はGM旧型客車キットの切継で賄いました。
側板の窓桟は中央の1個を切り落としておきます。

その後、車体側板・屋根をプラ用接着剤で接着します。最初は車体中央部を接着し、車体と屋根が隙間なく接着したのを確認してから左右に接着剤を流し、全体を固定します。
接着剤が固まったら、妻板を接着して箱にします。妻板は、連結器を避けるため、側板から2.5mm程わざと上にずらして接着します。

フランス国鉄RIO型客車の工作02-低い車高と台車の再現2021年04月29日 03:10

RIO型客車の特徴ともいうべきノッペリとした低い車体。
図面等参考資料は無く、仮にあったとしても鉄道模型としての実用に耐えられるか疑問がある中、車高をどこまで下げるか?悩みどころです。

考えたのが、元のキットの2段になっている車体裏面のリブの下側を削って、上側のリブで床板を固定することにしました。
床板は東急7000のものではなく、GM客車キットの、側面がストレートになっているものを切り継いで使用します。

その低い車体を支える独自構造の低い台車をどう再現するか。これも悩みどころです。
Wikipediaを見ながら、何か日本型で流用できるものはないか、カーブでの車体との干渉も考えた結果、GMの伊豆急TS台車の軸受上半分を切り落としたものを履かせることにしました。
実車の台車も、台車下部の低い位置に梁が横に走っていること、台車中央にボルスタアンカのような棒状のパーツが見られることから、当たらずとも遠からずの形状をしているようにも見えます。