富山タイプ特急電車の工作13-仕上げと完成2024年08月10日 05:08

富山タイプの特急電車ですが、工作も最後の仕上げで、窓ガラスの取り付けです。
側面は元の681/683系はめ込み窓が付いて御機嫌ですので、その他の窓も極力はめ込み式で行きたいと思います。

運転台窓は111/115系キットのあまりを切って接着します。
写真は運転台窓ガラスのはめ込み状況
前面窓は方向幕を貼ってから、エンドウの透明キャブロイド板を現物合わせで切断し、はめ込んで木工ボンドで固定します。
写真は前面窓ガラスのはめ込み状況
その後、前面にダミーカプラーとスカートを付けます。使ったパーツはジャンク箱から拾ってきた近鉄用です。これを前面下部に接着します。
写真はダミーカプラーとスカートの取付状況

かくして、富山地鉄タイプ自由形特急「20000系」の完成です。
写真は富山地鉄タイプ自由形特急の完成状況
あまり癖のないシンプルな外観ながら、2000年代に「私鉄有料特急」が新造されたらこんな感じになるのでは?が再現できた気がします。
短編成が似合うミニレイアウトでガンガン遊びたくなってきます。
写真は編成を組んだ富山地鉄タイプ自由形特急

【富山地鉄14710と自由形特急 まとめ(2024.4-8)】
⚫︎富山地方鉄道14710特急色
写真は塗り替えした富山地鉄14710の完成状況

⚫︎富山地鉄タイプ自由形特急「20000系」
写真は編成を組んだ富山地鉄タイプ自由形特急

富山タイプ特急電車の工作12-床下・台車の工作2024年08月04日 06:11

床下は、平成の新車らしくVVVF制御の設定としました。
富山地鉄の従来の取引実態から、この新車も機器メーカーは東洋電機製だろうと考え、これに近い(3連の素子冷却部が並んで付いている)床下機器のストック品として、GMのVVVF(E)床下機器を切って貼り付けました。
写真はGMキットバルクのVVVF(E)床下機器
(ちなみに、どうもこの床下機器、日立の1C4M(東急9000)用っぽいですね。東洋はもうちょっと素子冷却部が長細くて出っ張っています)。
写真は床下機器を取り付けた状況

台車は、平成の新車っぽくかつ懐事情の厳しい地方私鉄っぽさを魅せるべく、1980年代に台車を新調した14790・14780の廃車発生品を流用したとの想定で、日車ND707ボルスタレス台車を履かせました。台車と床下機器にはクレオス32番グレーを吹きます。
写真はボルスタレス台車を履かせた床下機器を塗装した状況
台車流用元の14790には、昭和の名車らしく、台車交換前に履いていたNP-4を履かせておきます。
写真は原型のNP-4を履かせた富山地鉄14790

そのあと、塗装ブースが出ているついでに、車体にインレタ・デカール保護のクリアーを吹きました。
まず屋根に艶消しクリアーを吹き、屋根とクハの窓周りブラック部をマスキングし、テカテカの艶ありクリアーを吹きました。
写真はクリアー吹きのマスキング状況
乾燥後マスキングを剥がし、試しに窓ガラスを嵌めてみると、窓周りの表現が違いますが両者で違和感を感じません。
写真はクリアー吹き完了状況

富山タイプ特急電車の工作11-デカールとインレタの作業2024年07月28日 06:20

赤帯を貼り始めました。
写真は赤帯デカールの貼り付け状況
赤帯に使ったのはあまぎモデリングイデアの富山地鉄用赤帯デカール。かつて同社の14760キットを組んだ余りで、家に残っていたものです。このデカール、赤帯の上に極細の白帯も印刷されており、グレーと赤帯の位置関係に悩まずにデカール貼りを進めることができます。
写真はデカール貼り完了状況
デカールの経年劣化も心配するほどではなく、サクサクデカール貼りを進められました。

前面のヘッドライトと窓枠に色入れをしてから、車番と社紋をインレタで入れます。使ったのはあまぎモデリングイデアの富山14760用車番。
写真は車両側面へのインレタ貼り
確か富山地鉄の車番はモーターの出力(馬力)が上3桁だったはずですので、適当に150kWモーター(200馬力)を積んでいることをデッチあげて「20000系」としました。デハ20001-クハ201の組み合わせです。
写真は前面へのインレタ貼り完了状況

富山タイプ特急電車の工作10-上塗り2色目・3色目2024年07月21日 09:46

早起きして、10日ぶりに富山風自由型特急の工作を続けます。朝の暑くならない時間帯に塗装できるよう、マスキングを進めます。
写真はマスキング中の状況
塗り分けは、時代背景的(富山地鉄が標準色を変更した1990年代〜2000年代初頭に新造された設定)には黄色と緑のツートンの方が適切かもしれませんが、富山地鉄といえばこの色!のベージュ・グレーに赤帯にしました。
写真はマスキングが完了した状況

暑くならないうちに塗装。
マスキングした箇所に車体色のベージュを再度吹いて滲み防止、乾燥したらグレー(GM#35)を車体と屋根に吹きます。
写真はグレーの塗装状況
さらに窓周り以外をマスキングして、窓周りのブラックアウトの表現。艶消しブラック(クレオス#33)を吹き付け、窓周りの表現の差を目立たなくします。
写真は塗装の完成状況
塗り分けの乱れもなく、見るだけで登山地鉄感がします。
ブラックの面積が大きく成田エクスプレスみたいで、ちょっとグレーの面積が少なかったかもしれません。

富山タイプ特急電車の工作09-再下塗りと上塗り1色目2024年07月10日 20:58

仕上げ漏れを潰し、再度下塗りでピンクサフを塗装。
写真は隙間を埋めての再下塗りの様子
今度は大丈夫そうですので、じっくり乾燥させて本塗りに移行します。

上塗りの1色目に、車体色のベージュを塗りました。前作の14710では色が濃過ぎたため白を加えて再調色。
塗った結果はムラも無く綺麗に塗り上がりました。
写真はベージュの塗装の様子
まるでレッドアロークラシックのようでもあります。