泥酔鉄道三都物語2017-07 3日目PM「さよなら関西また来る日まで」2017年11月29日 21:00


今回の旅行は。2泊3日のコンパクトな行程ながら、1日平均3万歩以上歩く、大変欲張りで濃ゆい行程になりました。
本当は土曜日の夜大阪に泊まり、日曜日午前中に戻ってくるプランにすれば良かったなと思いますが、このペースで旅行を続けると、40を超えた体が保ちません。

大阪(梅田)駅前のHEP FIVEの観覧車から見た大阪駅。夕暮れに照らされて、大ターミナルを列車の光が行き交います。

それを見守るのは、大阪名物ダイキンエアコンのぴちょんくん。
可愛らしいキャラクターですが、その実このダイキン工業は世界最大の空調機メーカーであると共に、日本最初の鉄道用空調機を開発したメーカーでもあります。
大阪のものづくり魂を見たような気がします。

満を持して、20時46分発の臨時のぞみ号で帰京。
大満足の旅行でした。最後も車内で今回の旅行の総括。

泥酔鉄道三都物語2017-06 「京都鉄道博物館」2017年11月28日 23:59

今回の旅行では、家族にリクエストして「京都鉄道博物館」に行ってきました。

京都鉄道博物館は、交通科学博物館(大阪市)と梅小路蒸気機関車館(京都市)とを統合して2016年にオープンした、日本最大の鉄道博物館です。
入るとすぐ控えているのは、緑とオレンジの80系湘南電車。緑とオレンジの鮮やかなツートンカラーで、電車・気動車が主体になる日本の鉄道の方向性を決定づけた、記念するべき車両です。
今回は車内も公開されており、実際に座ることも出来ます。
車内は木で作られており、艶々に磨かれております。背もたれは下半分しかモケットが無く、上半分は木の仕切りのままです。
東武6000系のクロスシートのように、座席下半分で全てのクッションを担っております。しかしながら、これでも座り心地は十分。何ならE231系のクロスシートよりもフカフカしていい座り心地です。

構内には、昔の1・2等寝台車マロネフ59もいます。
2等寝台車は、つい先日まで現役だった開放A寝台のようなプルマン式寝台になっております。
プライバシーは乏しい開放式ながら、幅に余裕があるソファのような座席は、座り心地をが本当に良さそうです。

そのプルマン式A寝台が正常進化した最終系が、構内に展示されているオロネ24型。
寝てしまえばぐっすりですが、起きている間もこのゆったりしたボックス席を二人で独占できるため、すこぶる快適な旅になりそうです。
こんな優雅な旅を一度してみたかったです。

同じプルマン式ながら、3段寝台にしてB寝台車に仕立てたのが、つい今年最後の車両が現役を引退した583系電車。
こちらは夜は3人、昼は4人で使う寝台特急で、特急でありながら二人掛けのロマンスシートではなく評判は今ひとつでしたが、この座席が実に塩梅よく、実際乗ってみても、何時間乗っても疲れませんでした。

京都鉄道博物館は、広い構内を活かして、埼玉の鉄道博物館よりもゆとりのある展示になっております。
メインの構内には、日本の鉄道シーンを彩った、485系・581系・500系新幹線が並んでおります。
特に500系新幹線は、子供達の間でも人気が高く、記念写真を500系の前で撮っている家族連れも多く見かけました。

鉄道博物館の奥の方には、現役の線路と繋がっている特設展示線。
埼玉の鉄道博物館も線路が繋がっており展示車両の入れ替えが出来るようになっておりますが、ここは実際に車両を入れ換えての展示が行われております。
先日は大阪環状線を引退したばかりの103系電車が展示されていた他、近々に青函トンネルを走るEH800型電気機関車もここで展示される、とのことでうs。
今日はトワイライトエクスプレスの客車が展示されておりました。
この展示線は屋上も見れるようになっておりますが、屋上から見れるカニ24の屋根は満身創痍。
これ以上の現役は無理なくらい傷んでいるようにしか見えませんでした。


ここ京都鉄道博物館は、元々の梅小路蒸気機関車館の敷地に隣接して建てられており、蒸気機関車庫もそのまま保存されております。梅小路時代から、蒸気機関車の動態保存が行われており、「生きている機関庫」の油臭さが堪りません。
この日も大正生まれの8630型蒸気機関車がの展示運転を終えて、有火で佇んでいました。
構内には、真岡線でも使われた、1070型蒸気機関車の1080号機が佇んでおりました。明治生まれの機関車が入れられて長年使われた証の各所の改造痕が長寿を誇った機関車であることを雄弁に語り、大変に誇らしいです。

蒸気機関車庫には、戦前の鉄路を支えた、C51とC53がいました。
特に薄命の3シリンダー機、C53は大変スマートかつ繊細なバランスを保っており、ガラスのような脆い美しさを保って、扇形庫に佇んでおりました。
これを見て大満足。

最後は、今回の鉄道博物館の一番の目当て。103系で締め。
日本の鉄道の裏方というか、一番負荷のかかる場所を黙々と支えた影の主役が表舞台に立つ姿、もう言葉がありません。

鉄道博物館同士、どこが一番いいのか比べる向きでの煽り合いも有りますが、どこの博物館もどこも最高。
大変いい博物館訪問になりました。

泥酔鉄道三都物語2017-05 3日目AM「大阪ベイエリア散策」2017年11月27日 21:30

さて大阪旅行も3日目土曜日。
今回の旅行は、体力的な余裕をみて、日曜日は自宅で静養するよう行程を組みましたので、この日が最終日です。
最後の朝は、よく寝て大阪市内の喫茶店に行き、モーニングをいただきました。
関西は関東に比べてパン食が盛んとのことで、卵サンドも関東ではあまりみない、山切り食パンが出てきます。
これで420円。お腹も心も落ち着きます。
喫茶店内は地元の人が一人で新聞を読んでいたり、母子連れが大テーブルを囲んで賑やかにしていたり、大阪の休日な感じが漂ってきます。

そのまま地下鉄に乗り、海遊館へ。
1日目・2日目は電車は普段使っているSuicaで移動しましたが、今日は海遊館入場券と市営交通1日乗車券がセットになった「OSAKA海遊きっぷ」を使用しました。
海遊館の入場に2300円がかかるところ、市営交通1日乗車券(600円相当)がついて2550円と大変お得です。
名古屋や大阪は、外国の地下鉄に似ており、地下鉄の初乗りが比較的高額な代わりに、この手の1日乗車券が充実しております。

海遊館では目玉の大水槽のジンベエザメをじっくり観察します。現在の魚類の中でも一番大きいサメが優雅に泳ぐ様子に、とても癒されます。

大阪だからでしょうか。エイもヒョウ柄です。

水族館の大水槽というと、魚がいつも泳ぎ回っている印象がありますが、この日の大水槽は、水槽脇に固まってサボっている(寝ている?)魚が多くいました。
見ているとどんどん魚が仕事を終えて入庫してくるようで、微笑ましかったです。

水族館からは大阪港を走る新交通システム「ニュートラム」に初乗車。
東京でいうところのゆりかもめみたいな乗り物でしょうか。
大阪市が作った南港を縦断する路線で、途中には商業施設や団地が連なっているのもゆりかもめみたいです。

終点の住之江から地下鉄を乗り継いで恵比須町へ。
ここでは阪堺電車の始発駅を観察します。
短いながらもちゃんと設えられた駅に路面電車が出入りする様子は違和感があり、路面電車というよりもインターアーバンのような乗り物に見えてきます。

そのうち、ホームに戦前の昭和3年製、御年89歳のモ161が貸切電車で到着。
何で?と思いましたが、現在営業に使われる車両の中では日本最古の車両です。
塗装も緑色に鉛丹色の屋根と、クラシックな出立です。
想定外のスーパーサブの登場で、3日間の旅行で歩き疲れた体に元気がみなぎってきたので、ウォーキング再開。

恵比須町から見る通天閣。
大阪の源泉を煮詰めたような濃厚な体臭が漂ってくるようんです。
通天閣やジャンジャン横丁を一通り歩いて、通天閣たもとの串カツ屋に入店。
日もくれてきたので、お酒と串カツで、今回の旅行の総括をし始めます。

泥酔鉄道三都物語2017-04 2日目PM「神戸の奥座敷」2017年11月26日 12:36

今回の旅行にあたり、旅行好きの両親と話をしていた中で「神戸牛を食ってこい」と激しく勧められました。
そこで、ガイドブックを調べて、神戸で一番コスパの良さそうなお店に行ったら。臨時閉店でした。
並ぶことを覚悟して早い時間に行ったのですが、同じくアテの外れた客が自分たち以外にも2組おり、考えていることはみんな同じだなと感慨深いです。

そこでガイドブックを調べて他の店へ。行ったのは元町の「吉祥吉」本店さん。
お店は裏通りですが、たじろぐばかりの高級店で、メニューを見ても本当に1桁違う値段です。
鉄道関係で散財しすぎてヒモジイので、注文したのは、迷わず「モモステーキ60g1500円」。この値段なら・・・何とか勝負できそう。
これがモモステーキ60gランチ。肉は見たところ少ししかありませんが、箸で丁寧に味わいながらいただくと、最初の1口で肉の甘みが口の中に広がって、もう夢心地です。
<strike>(勿体無いので)</strike>ゆっくりゆっくり時間をかけて味わったこともあり、60gのお肉でも大満足。むしろこれ以上食べたら後の行程に影響が出るので、このくらいでよかったと思います。
一生の思い出に残るランチになりました。

そのまま電車で有馬温泉へ。
温泉街を散策して、立ち寄り湯に行き、鉄と硫黄の香りが満ちる有馬天神宮にお参りします。
いろんなものが融けている温泉ですので、本当に体に効きそうです。

有馬温泉でじっくり体を温めてから、夜は神戸のハーバーランドへ。
ポートタワーの夜景をじっくり楽しんで帰阪。
午前中電車に乗りまくったのに比べると、本当に真っ当な観光になりました。
それでも北野坂とかポートアイランドとかカワサキワールドとか103系高運転台が走る和田岬線とか、まだ観光していない場所も多数ありますので、神戸はもう1度機会を作って行ってみたいです。

泥酔鉄道三都物語2017-03 2日目AM「阪神間私鉄乗り比べ」2017年11月25日 07:37

関西旅行2日目。
今日は神戸方面に向かいます。
まずは阪神電車に乗車。
乗った車両はそろそろ引退が始まる普通専用の「青胴車」、それも昔ながらの抵抗制御の5001型です。
優等列車の邪魔にならないよう待避線のある駅まで逃げ切ることをコンセプトにした、日本一の高加速を誇る普通列車専用の車両です。運転席後ろで左手のコントローラーをみていると、時速40キロ付近で最終段に入れた際、押し出されるような、昔の車で言うところの「ドッカンターボ」のような、ダメ押しの加速があるのがわかります。

今津で阪急に乗り換え。
阪急は車体の整備が行き届いており、古い車両でも全く古く見えないのが特徴です。
その整備には原型をとどめない大幅なリニューアルも含まれており、写真の7000型も左右同じ形式です。全くそうは見えないのですが。

神戸に着いたら、有馬温泉方面に行くために神戸電鉄に乗り換え。
写真左の3000型より、写真右側の1500型の方が10年以上新しい車両だったりします。

神戸電鉄は、神戸の街中まで直通する都市鉄道ですが、六甲山の山の中を通って、山浦の街中に伸びるため、始発してすぐ、50%(1キロ走って50m登る)の急勾配を抱えています。
登山鉄道そのものと言ってもよく、全国登山鉄道‰会の会員でもあります。
休止になった秘境駅の菊水山駅を通過。

有馬温泉からの帰りは、約7kmのトンネルを抜けて、新神戸・三宮に直通する北神急行電鉄に乗車。
トンネル効果もあり、神戸電鉄から三宮までわずか2駅10分で到着します。
しかしながら運賃は結構高額で、有馬温泉から三宮まで930円かかりました。

そのあと、和田岬線の運行が始まる時間を待って兵庫駅に。
スカイブルーの103系に会いにきました。テカテカの車体が眩しいです、

兵庫と和田岬の間だけを往復する列車の外装。

車内。広告が無くたいへんさっぱりしています。

和田岬からの上り列車。冬なのですっかり日が落ちています。
夕方の帰りの時間帯のため、そこそこ乗客を見送ります。
これが最後の見送りになっても悔いがないように、103系電車の発車をしっかりと見届けてきました。