鬼怒電ものがたり'24-万博車とサステナ車両05(屋上の工作) ― 2024年12月04日 00:00
車体は何とかなりそうなので、屋上の工作に着手します。
屋根は離線防止の観点からクーラーを1個撤去してパンタグラフが増設された(伊豆急8000と同じ)という設定で工作を進めます。
クーラーは家にストックがあった東急7700のクーラーをそのまま流用します。
増設パンタグラフに空気を送り、増設パンタグラフから取った電気を床下に送る屋上配管は、0.3mm径プラ丸棒を使って捏造します。
空気配管2本と電気配管1本とを屋上と妻板に這わせ、流し込み接着剤で固定。径の違いはともかく、それっぽく見えるようになりました。
試しにパンタグラフ(伊豆急8000に倣い、菱形パンタグラフとシングルアームパンタグラフとを混用します)とクーラーとを載せて屋根の様子を見ると・・・パンタグラフのアームと配管とが干渉してしまい、ヒューズ箱が載せられません。。。どうしたものか考えます。
なお、伊豆急8000に付いているような運転室上の小型クーラーは、寝台車用小型クーラーを縦に2個重ねて接着し、それっぽく再現します。
問題のパンタグラフと干渉する電気配管ですが、結局接着した配管を削って新たな位置に引き直しました。
鬼怒電ものがたり'24-万博車とサステナ車両04(東急9000車体表面の仕上げ) ― 2024年12月01日 06:07
早いもので2024年ももう12月、最後の1ヶ月になってしまいました。正月の準備で慌ただしくなる前に、鬼怒電の工作を進めます。
パテ盛りの仕上がり具合をチェックするために、前面周りにピンクサーフェーサーを吹きました。
結果、パテが盛りきれておらず凹状になっている箇所を複数発見。再度パテ盛りを行います。
乾燥後、パテを削りました。車体表面の切削仕上げには、爪楊枝の先に小さく切った紙ヤスリを貼った自作工具も使用します。
削り出し終了。今度こそ平滑になったかな〜?
鬼怒電ものがたり'24-万博車とサステナ車両03(東急9000前面) ― 2024年11月27日 04:38
余剰となり解体されたはずの東急9000の中間車を活用した設定の、鬼怒電サステナ車両の続きです。
前面を接着するため、元の車体キットの中間妻板および加工した前面パーツの裏側を平滑にヤスります。
本当は「元構体にそのまま前面を造り付けした」設定のため、中間妻板は切除して前面パーツに置き換えた方が寸法的には正しくなるのですが、模型としての強度を優先させるため、中間妻板の上から前面パーツをペタ貼りする構成としました。
初回の工作記事で課題になっていた「前面窓のはめ込み」については、検討の結果購入した前面窓パーツと前面窓の寸法が全く合わないことから断念。窓セル(エンドウのキャブロイド板を使用します)を前面パーツ裏面の凹モールドに貼り付ける構成で行くことにしました。
前面パーツを接着した後パテ盛し、余分なパテと寸法が合わないところ(前面パーツの方が若干大きいです)をヤスリで削り、運転台扉下の靴ずり(0.3mm角プラ棒)を接着して、生地完成とします。
運転台周りの側板を張り替えた、JR205系のような先頭車改造車に見えますでしょうか。
鬼怒電ものがたり'24-万博車とサステナ車両02(東急9000運転台扉) ― 2024年11月24日 04:41
中間車だけでは列車にならないので先頭車改造を進めます。
先頭車改造の方法は、国鉄時代末期の先頭車ユニットを作って元の車体にマルっと切り継ぎする工法もあります。しかし今回の作例の場合は、JR205系の先頭車改造のように、「運転台ユニットの切継」ではなく「元構体を活かして」運転台を作った、という設定で工作を進めます。
まずはプラ板で窓埋めを進めます。
車体側面にツライチになるように接着したら、周囲をパテで埋めて平滑に仕上げます。
接着剤とパテが十分に乾いたら、乗務員扉をくり抜きます。
その後、乗務員扉をくり抜いた断面をヤスリで整えます。
最後に、くり抜いた部分に手すり付き乗務員扉(タヴァサPN-442)を嵌め込んで瞬間接着剤で接着します。
いい感じに仕上がりました。
鬼怒電ものがたり'24-万博車とサステナ車両01(着工と東急9000前面の工作) ― 2024年11月17日 04:10
バスも完成して次回作をどうしようか、ストック箱を見てみた結果、「現代の鬼怒電」を作ることにしました。
作る車両の1つは、鉄コレの121系をベースにして、1985年の科学万博を控えて新造した自社発注の「万博車」。実物の関東鉄道でいう、キハ0に当たる車両です。
もう1つは、GM東急9000をベースにした東急9000払下げ車を作ります。コチラは某「サステナ車両」候補車として有名ですが、その前の大井町線転属に伴う短編成化で余った中間車を先頭車化改造し、まとまった数が鬼怒電に払い下げられた、という想定です(実物の短編成化で余った車両は全て解体され部品取に廻されたものと思われます)。
まずは東急9000払下げ車の前面。せっかくの先頭車改造車の想定ですが、東急7000キットのオマケパーツ(?)の東急9000?1000?前面パーツを使用します。
窓ガラスは現行キットのガラスパーツを使おうとしましたが寸法が合いません。
窓ガラスの問題は棚上げし、前面はこのオマケパーツを使用することにし工作続行。
実物の東急系の先頭車改造車は、手抜きに近いあっさりした前面のディティールが多いですが、それではあんまりなので、多少なりとも表情豊かな東急9000・1000の前面ディティールを活かしたものにします。ただし運行番号表示・種別表示は要らないのでパテで埋めて削り出します。
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