24系客車のお勉強2016年01月25日 07:38

土曜日の夜明け前、オールで仕事した帰りで朦朧になりつつも、これから始まる週末が楽しみでやり抜きました。
そして帰りの電車でいただく朝酒の美味いこと。
適度以上の疲れも相まって、かつての583系夜行特急の「グリーン車」に乗っているような気持ちになります。
50時間経ち、また今週も始まりました。美しい日曜日に向けて、精々頑張ります。

さて、そんな週末は都内に出て、資料になる鉄道関係の古書を買ってきました。
鉄道ピクトリアルの24系特集です。

これからの工作の参考としたく、東海道ブルートレインを担っていた品川客車区が廃止され、「出雲」が尾久客車区持ちになってからの車両について知りたいと思い購入。
しかし中を見てみると、JRになってからの改造がいろいろ載っており、時を同じくしてJR各社がバラバラに似たような改造(個室寝台化などはその筆頭と思われます)に着手したことから、そのバリエーションは旧型客車以上に賑やかです。
こんなに種類が増えているとは思いませんでした。

ただ、列車ごとの専用編成化も進んでおり、「手持ちの知識を動員して、最低限の客車の手持ちで、最大限のバリエーションを楽しむ」客車ならではの痛快な遊び方が出来にくくなっているのが、少し残念でもあります。

カニの押し寿司11-完成しました2016年01月16日 23:59

年明け早々から工作していた、北斗星に増結するカニ24とオシ24が完成しました。

最後の仕上げで、ナンバー及びJRマークを車体に転写します。カニ24の特大JRマークですが、20年以上JRマークインレタを扱っていて、今回初めて使用しました。
しかし、金の上に塗り重ねた青のの塗膜の食いつきがあまり良くないのか、転写した場所の塗料が車体から剥がれシート側にくっいてしまう、ということもありました。
そのような箇所は車体側を筆塗りするとともに、ナンバーは一旦透明デカールの上に転写し、それを再び車体にスライドさせる方法としました。透明デカールのベースが透明とはいえ少し目立ってしまいますが、やむをえません。

車体に多めにクリアーを塗り、全検明けのようなテラテラになりました。
最後、車体を組み立てる前に、カニのトレインマーク部分に透明プラを接着し、「窓ガラス」を表現します。
編成の反対側のオハネフ25でも同じことを行っています。電動ヤスリを使用したら、思いの外簡単にガラスの整形ができました。。

クリアーが乾燥したら車体をもと通りに組み立てて、完成。
編成にすると、カニ24とオシ24がちょっとツヤツヤなイメージで目立つかもしれませんが、それでも元の北斗星の客者と比べるとだいぶ同じ色に見えてくる気がします。

参考に、先週の運転会の写真を再掲。
この時はまだカニとオシの色調子が全く異なり自己主張が強すぎますので、やはり調色した色への塗り替えでだいぶ雰囲気が変わったようにと思います。

最後にケースに収納。カニとオシのツヤツヤな塗装も、北斗星客車に混ぜてしまえばあまり目立ちませんので、これで完成とします。
これで、「さよなら北斗星」が来た時、電源車を変更したり、実車ではなかったオシ24を連結し実車よりも整った編成を再現できるようになったり、何より余った車両でもう1編成北斗星(東日本持ちの初期編成または臨時北斗星)を再現できるようになりました。

また、古いブルートレイン車両も、今時のブルートレインと併結して十分遊べるよう、今回のやり方に倣って、塗り替えと整備とで再生させることができるようになりました。
今後想定される「ブルトレスパイラル」の際には、古くて安い中古品車両を塗り替えて整備することになりそうです。

カニの押し寿司10-続・室内の着色とカニエンジン2016年01月15日 21:50

ブルートレインの食堂車と電源車の続きです。
最初、「電源車の窓からエンジンが見えるとカッコイイし、でもそのためだけに250円のエンジンパーツ使うのもったいない。そうだおゆまるとポリパテで複製しよう」と思ってやってみたのですが、パテの練り具合が不味かったせいかかたまりませんでした(写真左)
そのため方針変更。型取りに使用したエンジンパーツをそのまま使用し、車内に据える事にしました。(写真右)
考えてみたら、気動車も優れたディティールの製品が充実してきた事により、このエンジンパーツをそのまま使用する機会も少なさそうです。

そのあと、カニ車内を色入れ。エナメル系塗料でサッと荷物室はグリーンに、エンジンはタンに塗装。(写真上)
窓越しにエンジンが見え、ちょっとイイ感じになりました(写真下)。
もっとも今回設置したエンジンは国鉄気動車用の旧式エンジンで、実際のカニにはもっと大きくて出力の高いエンジンが積まれています。まあ旧式過ぎて実車と同じ縦型のエンジンですし、窓越しでほエンジンの細かいところは分からないからいいでしょう。

あわせて食堂車も室内を塗り直し。テーブルは赤いテーブルクロスを想定して色入れしましたが、やはり窓越しには目立ちにくいので、「北斗星」の食堂車のテーブルクロスと同じピンクに塗り直しました。
窓越しに見ると、もう少し目立って見えるようになりました。



カニの押し寿司09-室内の着色2016年01月12日 21:09

車体塗装をよく乾燥させてから、仕上げです。
まず車体と屋根のルーバーにスミ入れ。エナメル系塗料(艶消しグレー)をうすめ液でごく薄く溶いてルーバーに流し込みます。

次に室内。ネットで現役当時「星空食堂車」だったオシ24-701の車内写真をみながら塗装。
床はブラウン、椅子は青とブラウン(サロン席)、テーブルは現役当時のテーブルクロスをイメージした赤。実車の「出雲」は、食堂車の営業が終わった後もフリースペースとして最後まで食堂車が連結されており、白いテーブルが目立っていました。
車外から窓越しに見るとテーブルは白い方が目立つのですが、あえて食堂車の現役当時の姿にこだわりました。

さて電源車カニも室内をさいげんさしたいところ。
機器室に鎮座する発電機はディーゼル機関車用の巨大なものが搭載されていますが、手頃な再現を目指して、GMキット付属の気動車用エンジンを転用します。
ただこの分売パーツ、確か結構な値段がしたなと思い、415系の床下機器の時と同様に複製することにしました。

まずお湯で柔らかくなる粘土「おゆまる」を軟化させて(写真上)、エンジンのランナーに当てて原型を取ります(写真下)。

そのあと板金用ポリパテを練って型に流しますが、一晩経っても固まりません。。。
やり直しになりそうです。。。


カニの押し寿司08-ブルートレインの「青」を塗りました2016年01月11日 11:21

さて3連休最終日。
これから先忙しくなる前に、作りかけのブルートレインを完成させたいと思い、連休後半はずっと模型いじりをしていました。
まずは、新年会から帰ってきてすぐ、カニとオシの塗料を落とします。

そのあと車体を洗浄し、クレオスのゴールド(タミヤのゴールドリーフよりも落ち着いた色調です)を車体に吹きます。
一晩乾燥させた翌朝、金帯をマスキングし、にじみ防止のクリアーを吹きます。

そのあと、ブルートレインの青を調色。
前回の工作で考えた通り、クレオスのブルー(#5):モリタの青20号=4:1の割合で調合します。

テストピースに吹き付けて、ゴールドの上に塗り重ねた時の違和感を確認して(写真上)調色してから塗装開始。
塗り上がった車体を並べてみると、やはりちょっと暗すぎるちょっと鮮やかすぎると色がピッタリ決まらず(写真下)、調色の調整を2〜3回ほど繰り返すことになりました。

で、結果的に塗り上がった時の塗料の配合比率はこうなりました。クレオスブルー(#5):モリタ青20号:クレオスコバルトブルー(#80)=8:1.7:1の割合です。
やりながらの行き当たりばったりの作業できちんと記録を取ってなかったり、そもそも塗料の希釈乾燥度合いもも異なっており、配合比率はあくまで目安。。。程度としていただければと思います。

なんか色が合ったっぽさそうなので、車体の仕上げ吹きをしてからマスキングテープを剥離。塗り分け線もあまり破綻せず塗り分けが出来た模様です。

調色した青20号を塗ったブルートレイン客車
塗り上がった車両を比較しません。肉眼で見ると微妙な色調の違いは見られますが、少なくとも写真で見る限りは、違和感は少ししかありません(ちょっと今回塗ったカニオシの方が色調が明るい)。
微妙な違いは「客車だから1両単位で塗り替えているため当然1両ごとので色調は違って当たり前(キリッ」で言い逃れすることにしました。

電車でも調色で完成品と同じ色調にしようとする時は、こんな言い逃れはできないのでもっと慎重にやる必要がありそうです。

このままよく乾かしてから、室内の工作とレタリングをして、完成させます。