仙台電車区701系の工作12-仕上げと完成2022年09月15日 00:00

工作も最終段階。

屋根の碍子と真空遮断器に白色を色入れし、色入れした碍子を1個ずつ摘んで屋上の孔に挿します。合わせて、パンタグラフの摺板に銅色を挿します。
鉄道コレクションそのままなので空を這う配管はありませんが、交流型電車の屋根になりました。
写真は碍子・真空遮断器の色入れと再配置状況

前面のスカートですが、ライトを付けたりTNカプラーを付けたりで元の固定方法が出来なくなっておりますので、瞬間接着剤で胴受け部分に接着します。
写真は前面スカートの接着状況

鉄道コレクション走行キットのウェイトだけでは重さが足りないので、グリーンマックスの棒ウェイトで補重します。
ウェイトはゴム系接着剤で床上に接着します。
写真は補重ウェイトの接着状況

前面と連結面にゴム系接着剤で幌を接着します。
前面はGMの私鉄用幌、連結面はKATOのキハ110系用幌を使用、いずれも裏面の取り付け用リブは切り落として使用します。
写真は幌の接着状況

そして完成しました。クモハ701はこんな感じ。
クモハ701二態
一方のクハ700はこんな感じ。前面の貫通扉に色が入っていたりなかったりするのがいいアクセントです。
クハ700二態

【2022大糸線の旧型国電 まとめ(2022.8-9)】
●着工
写真は説明書とパーツ類

2022大糸線の旧型国電27-完成しました2022年07月31日 03:34

30日の土曜日に父親の法事も無事終了。まだ新盆という難キャラが残っておりますが、葬儀関係はこれで無事に終わることが出来ました。
一晩ぐっすり寝て、旧型国電も最後の工作です。

車内にトイレと運転台の仕切り板を、室内色に塗ったプラ板からチャチャっと切り出して貼り付けます。
車両正面から見た際に後部妻面の窓が見える興醒めな事態を回避できるようになり(写真右)、雑な工作でもそれなりに実感味が増します。

ここで旧作投入。
大糸線の編成になるのをずっと待っていた、クモユニ81、クモハ12、サハ45を出してきます。クモハ12・サハ45は今を遡ること15年前の2007年の工作、クモユニ81に至ってはブログ開設前の2004年の工作ですが、腕もディティールも大して上達していないため、編成にしても違和感はありません。

また、連結器を製品付属ゴツいアーノルドカプラーからもう少し実感的になるよう改装します。前面には台車マウントのTNカプラーを、連結面には旧式のKATOカプラー密連用を取り付けます。
連結面間はちょっと広めですが、カプラーまわりが精密になりました。
編成にしてもアーノルドカプラーに比べ中間解放のない安定した走りが期待できます。

最後の最後に、車体の上回りと下回りとを、(いつでも分解できるよう)木工ボンドで貼り付けて完成です。
「ゲタ電」と呼ばれ親しまれた大糸線の旧型国電。今ではヘッドライトも点く完成品に恵まれていますが、それこそ実車が現役だった数十年前のクオリティでGMキットから組み立て切りました。
(持ってないけど)165系や183系・115系と並べて遊ぶもよし、「昔の京浜東北線」と偽って同じスカイブルーの103系と並べて遊ぶもよし、明るい色の旧型国電が増備になりました。
これから、各所でガンガンに走らせて遊びたいところです。


【2022大糸線の旧型国電 まとめ(2022.4-7)】
●工作前の事前準備

●車体の組み立て

●車体の塗装

●屋根・床下の工作と塗装

●フィニッシュワーク

●おまけ〜クモユニ81の整備とウェザリング

719系あかべぇの整備02(完)-クモハ719-11の整備と完成2022年03月27日 10:55

クモハ719も床下機器をフルーティアをもとに似た感じに並べ替えます。
あわせてクモハの前面と、対になるクハの連結器をTNカプラーに換装。本当は電気連結器付きを使いたかったのですが、在庫がないため通常タイプを使用します。
また、特徴的な強化スカートはTNカプラー本体にに瞬間接着剤で固定します。

接着剤が乾くまでの間、屋上機器に色入れをします。

床下の塗装。
台車にメタルプライマーを塗ってから、台車・床下機器にタミヤ#AS-32ミディアムシーグレーを塗ります。

車体を組み立ててクモハ前面に幌を接着し、フルーティアの方向幕にシール貼ります。
しばらくデッドストックになっていた719系ですが、とりあえずこれで完成です。

フランス国鉄RIO型客車の工作12-仕上げ・完成しました。2021年06月13日 10:00

ヨーロッパの客車で特徴的なバッファ付ネジ式連結器。
Assyパーツが出た時に買い溜めしておいたKATOオリエント急行用のバッファを使用して再現します。
全体を艶消しブラックの塗料にドブ漬けして乾燥させてから取り付け。バッファ可動部の白いところはタッチアップで黒く塗ります。

車体側板のSNCFロゴと車番を印刷で作りました。実車の表現方法は良く分かりませんが、コルゲートの表面にこれらを書いたステンレス板が貼られている、という設定です。
ExcelでロゴとUIC番号(適当)を描いて、上質紙に印刷し、裏から両面テープを貼って車体に貼り付けます。

かくして完成。
いつもながらの粗い工作で恥ずかしい出来ですが、おそらく世界で見てももあまり作例のないフランスのRIO型客車のNゲージ模型が完成しました。

機関車と一緒にレイアウトに置いてみると、フランスの薫りが漂ってきます。
あと、完成ついでに是非やってみたかった写真をもう1枚。
昔買った「ヨーロッパの鉄道撮影ガイドブック(弘済出版社)」に、地中海沿岸を走るRIO型客車の写真が出てきますが、その写真と模型とを並べて写真を撮ると、地中海を旅しているかのような気分になってきます。

#2021新春荷電祭り35-完成しました2021年03月07日 07:30

ツイッターの#2021新春荷電祭りのタグに乗じで工作してきた上越線荷物電車(クモユ141+クモニ83)が完成しました。

予め所定寸法に切っておいた室内仕切りを取り付けます。
運転台と荷室・乗務員作業室とを分けるだけの簡単なものですが、取付位置は実車図面を参考にしました。

最後の工程、車体の上回りと下回りを固定します。
GMキットを組み時はいつも通り、T車は木工ボンドで、M車は両面テープで固定します。

接着剤が乾いたのを確認して、完成。
記念写真をいろんなアングルから撮ります。
今回の荷物電車は、ツイッターでの作例に影響を受け、2016年製作の荷物電車から前面手すりの別体化を図るなどさらに手を加えたものとなりました。
いつも通り工作中に破損しリカバリーし切れていない箇所や仕上げが粗い箇所が散見されるのはちょっと心残りですが、その一方で今の自分の腕での工作を「やり切った」感もあります。

レイアウトに載せてみました。
上越線の郵便・荷物電車は、父に連れられてスキーに行ったとき1度だけクモユ141が先頭に立つ列車を見かけただけですが、山国上越を印象づけるのに忘れられない名脇役で、実車引退から40年を経てこれが満足いく形で手元に残せて、嬉しいです。

【#2021新春荷電祭り(クモユ141+クモニ83) まとめ(2020.12-2021.3)】
●材料の仕入れ