関東鉄道キハ310非冷房タイプの工作03-ライトの表現と車体の塗装2019年06月08日 18:10

キハ310ですが、ヘッドライト・テールライト・前面手すりを付けました。
ヘッドライトは銀河モデルの国鉄近郊型・急行型用、テールライトは床下機器用に買った岡山臨港気動車から切り出したもの、前面の手すりはランナー引伸し線です。

先週末、下塗りとクリーム4号を吹きました。
しかし、クリーム4号まで吹いたところで車体を見てみると、側面帯が落ち切ってない部分が段差になっているのと、若干厚塗りになり車体全体がボッテリしている感じになっているのが気になり、思い切って塗装をやり直すことにしました。
車体をIPAに浸け、うすめ液で側面帯をキレイに落とし、プラ生地を露出させます。
そのあと車体を中性洗剤で洗って乾燥。さっぱりしましたが、屋根を塞いでいたパーツが取れてしまいました。

車体の塗装と屋根の補修とどっちを先にするか思案した結果、梅雨に入って車体の塗装ができる日も限られるだろうことを考え、車体の塗装を先にすることにしました。
外出先から帰宅した後、車体上半分をマスキングして、マスキングテープからの滲み防止のため、継ぎ目部分に同じクリーム4号を吹いて乾燥させます。

その後、朱色4号を少し薄めに溶いて複数回吹き付けます。
少し乾燥させたら、完全乾燥を待てずにめくりの儀。
塗り分け線は、自分にしてはまずまず滲みもなく塗り分けられていました。車体周りの塗装はこれで良しとして、しっかり乾燥させます。

前面のアップ。なんだか、「昔の関東鉄道の顔」の雰囲気が出てきて、俄然テンションが上がってきます。
しかし、ライト周りの仕上げがちょっと甘かった模様。ライトの間、方向幕を埋めた部分が少し凹んでしまっています・・・

関東鉄道キハ310非冷房タイプの工作02-車体の水研ぎと孔開け2019年06月02日 03:15

関東鉄道キハ310非冷房タイプの工作、今週末は車体凹部埋め&水研ぎを行いました。
水研ぎでは、前面の幌枠・凹部埋めをした旧方向幕・旧ライト周り、側面裾部のドア点検口、屋上のクーラー取付部やベンチレータを紙やすりで削り落とします。
不要なディティールを削り、若干ノッペラボーになったところで、ここから車体のディティールを再現します。

合わせて、ヘッドライトの孔を開けました。
ストック品の銀河モデルのシールドビームを嵌め込むため、1.7mmの結構大きな孔で、このままヘッドライトが覗いているようです。
キハ310のライトベゼルは、本来は車体とツライチで丸四角形の枠のみ浮き出ている形ですが、今回の工作では簡略化して方向幕基部の凹部を埋めて平らにするのみに留めました。

今回工作の車両、最初は「原型」と名乗っていましたが、少なくとも前面ライトベゼル周りが実車と異なること、原型から客用扉や台車が変更された姿を再現するため、「関東鉄道キハ310非冷房タイプ」に名称を変更しました。

関東鉄道キハ310非冷房タイプの工作01-車体凹部の隙間埋め2019年05月26日 13:24

相も変わらず工作欲が低調です。
それでも、模型工作のストック箱を見て、何だったらそれほど気負わず、モチベーションを途切れさせずに完成させられるか思案します。
その結果、ストックしてあった関東鉄道キハ310を非冷房の姿に戻すことにしました。
関東鉄道キハ310は、国鉄キハ10系の車体載せ替えにより1977〜79年に8両製造された車両で、現在も冷房改造やエンジン載せ換え、方向幕設置を経て4両が残っております。
これを非冷房・方向幕設置以前の姿に戻します。厳密には、側面扉は写真で見る限り原型のものとは異なりますが、これは換装せずそのまま。台車も原型とは異なり履き替え後のDT22とすることから、旧塗装から新塗装に塗り替えられる前後の1990年前後の姿を目指します。
工作のイメージ・完成予想は、3年前に完成させた関東鉄道キハ0のような感じになるのでしょうか。

まず車体を分解します。
前面窓と側面窓の噛み合わせがきつく分解には苦慮しましたが、ヘッドライト・テールライトは製品のものは使用しないことから噛み合わせ部分の爪と一緒に切断しました。
これで窓ガラスが楽に外せます。

そのあと屋上のクーラー・ベンチレーターを撤去し、クーラー撤去部分の穴を埋めます。
穴埋めには、キットのあまりランナーを熱して溶かした材料を使用します。隙間に流し込んで固着。

また、前面の方向幕周りは、非冷房時代はヘッドライトケースでしたので、ここもパテを流し込んで方向幕部分の凹部を穴埋めします。
合わせて、ヘッドライトもランナー引き延ばし線で穴埋めします。

鹿島鉄道・筑波鉄道キハの工作-14 完成しました2017年01月29日 21:00

鉄道コレクションの夕張鉄道キハが販売されて即思いついて、構想をずっと温めていた鹿島鉄道キハ715と、筑波鉄道キハ811と余り部品活用のキサハが完成しました。

早速、折本駅モジュールに置いて記念撮影。
同じ関東鉄道由来の気動車で、たいへんフォトジェニックです。
しかしながら、鹿島鉄道キハ715は車体の幅が狭いこともあり、隣のキハ811と比べると、だいぶ車体がスマートに細長く見えます。

その後、固定レイアウトに置いて改めて記念撮影。
筑波鉄道キハ(写真上)は、旧作キハ762と連結した2両編成。出自が同じ雄別鉄道の気動車ということもあり、関東鉄道らしからぬ編成美ある2両編成です。
一方鹿島鉄道キハ(写真下)は、キサハとセットの2両編成。こちらもなかなかレイアウトに合った編成です。

思いついて、キサハを機関車と貨車で挟んで混合列車風に遊んでみました。
昭和中期の私鉄っぽくて、これだけでお酒がどんどん進みます。

鹿島鉄道・筑波鉄道キハの工作-13 仕上げの作り込み2017年01月27日 23:37

鹿島鉄道・筑波鉄道の気動車も、1月を終わりにして、そろそろ完成です。
金曜日、仕事がはけてから少し工作する余裕があったので、これら気動車の仕上げの工作をしました。

自由形キサハは、床板を丁度いい高さで固定するため、位置出しをしたプラ角棒を接着した後に、車体と床板とを木工ボンドで接着します。

筑波鉄道キハのテールライトは、大量に買い込んである光学繊維を赤く塗って穴にねじ込み。
裏から接着剤を流して、乾いてからはみ出したところを切り取れば、そこそこ見られるテールライトになります。

窓を開け直したり、別のキットの部品を切り継いだため、窓ガラスの中には製品のものが使えないものもあります。
はめ込み式はあっさり断念し、裏から透明プラ板を接着します。
鹿島・筑波の動力ユニットを両面テープで固定したら、動作確認をしていよいよ完成です。