クロポ、クロポキットを大いに語る2007年04月09日 22:49

クロスポイント東武3000

Blog上での自分の名前は、「陶器みたいにすぐ折れる(ポ:陶器車)」「クロ415(クハ415-1901を作ったが、材料の制約でグリーン車をそのまま使用している)の作者」、つまりクロ+ポ+415という意味で付けております。鉄道模型メーカー「グリーンマックス」の店舗直販ブランド「クロスポイント」の略称「クロポ」から付けたものではありません。

で、そのクロスポイントのキットを買ってきました。車両は発売されたばかりの東武3000系。東武日光線で山登りに活躍していた3070系(高校の時よく乗りに行きました)を作る予定です。

買ってきたキットを開封して、考え込んだのがその構成。

メーカーのグリーンマックスは、これまで数多くの車両キットを販売してきましたが、キットを組む人自体が減っている(自宅近くの模型屋に行っても、キットは変色して棚に積まれている)ためか、最近は完成品か組立・塗装が楽な塗装済キットに移行しています。未塗装キットの新製品は、メーカー直販ブランド(一般市場には流通しない)のクロスポイントに移行してしまっています(時代の流れとはいえ寂しい)。

このキットは一体成型の車体がモハ(2種類)・クハ・サハ別で作り分けられている贅沢な構成であり、さらに車体寸法が酷似している地下鉄乗り入れ車の2000系の製品化も予定されております。このようなキットの構成に加え、販売方法からして量を売るつもりでないクロスポイントの車両キットは、2両で6,300円という高額なものであります。

で、問題は・・・。

3000系の車体だけで4種類の金型を使い分ける(そこまでやっても3000系初期車と3050・3070系は作り分けできない)のは無駄であり、各パーツを組み合わせることで自由度の高い組立の出来る板キット(昔のグリーンマックスの車体キットは殆どがランナーから切り出す板キットでした)にすれば、メーカー側の工夫次第で新しく作る金型数を最小化することができるのではないでしょうか。キットの原価をより低く抑えることができ、キットの値下げあるいは利益率のアップ(グリーンマックスの懐に入る額が増え、よりリスクの高い商品の販売等を通じてユーザーに還元される)につながり、みんな幸せになれると思うのですが。

愚痴ついでに関係ないことをもっと言うと、メーカー直販ブランドによりわざわざ買おうとする人の敷居を狭くしている点について。地方の模型屋に行くと、プラキットよりも組立のハードルが高いガレージメーカーの金属キットの在庫が積まれているのをみると、どうも心情的に納得いきません。

いろいろ厳しいことを書きましたが、自分はグリーンマックスのキットは好きです。でなければ大枚はたいてこんな買い物しません。

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_ グリーンマックス - 2007年04月16日 18:16

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