車体の塗装を直しました(丸ノ内線06)2009年03月10日 22:27

昨日、マスキングが駄目でションボリだった営団500形ですが、仕事から帰ってきて大急ぎでエアブラシを準備して塗装の修整を行います。平日にエアブラシを出す事など無かったのに、妙にテンションが上がっています。。。

まず、白帯の廻りをマスキングした後、エアブラシのノズルを絞って白を吹き付け。塗りたいところを少しずつ塗ったため、塗料の乱れも少なく仕上がりました(写真上)

その後、車体・屋根を見て若干塗装にムラがあった(赤系の色はあまり使うことが無いのですが、すごいムラが出やすいです)程度に仕上がった300形・500形は車体上半分に赤を重ねます。赤系の色は塗料の隠蔽が弱いためか、色を重ね塗りすればするほど深みが出てくるようでとても好ましいです。(写真中)
この2両はこのまま先行して工作を続けることにします。

残る1両(400形)は屋根の雨樋に乱れがあったため、残り3両の屋根廻り工作とあわせて雨樋を作り直すことにしました(写真下)。

3月末のオフ会に向けて、ちょっと先が見えてきたようです。

先行して2両を作る(丸ノ内線の工作07)2009年03月12日 23:37

丸ノ内線の仕上げ(先に作る2両)

先日の更新で記したとおり、丸ノ内線は300形・500形を各1両ずつ作ることにしました。

車体に色入れをします(写真上)。扉窓のHゴムには黒色(実車はグレー系の色が多用されていましたが、黒ずんでいたものが多かった)のマジックで塗り、屋根肩部のルーバーはジャーマングレーを薄く溶いて流し込みます。また、500形はアルミサッシを表現するため、フラットアルミで塗装します。塗料はエナメル系を使い、はみ出したものはエナメル系溶剤(下のプラカラーを侵さない)で拭き取ってしまいます。

車両番号もGMのインレタで入れてしまいます(写真下)。番号は今なお解体されずに残っている車両の中から、300形は301号(地下鉄博物館)、500形は652号(八王子市内で保存)を選び、丁寧に転写します。前面部分は転写シートから切り取った後に転写します。

「ブルートレイン」の終焉2009年03月13日 20:23

ブルートレイン「はやぶさ」

明日でJR各線がダイヤ改正になりますが、それにあたって寝台特急の「富士・はやぶさ」が廃止されます。小学生の頃に起こった「ブルートレインブーム」で一世を風靡した、機関車の前面にヘッドマークが付く九州ブルートレインが、これで全廃されることになります。

自分も、昨年9月にゴダゴダにならないうちにお名残乗車もしておきました。(写真はその時に博多駅で撮ったはやぶさ号です)

もちろん、これは新幹線のみならず飛行機・夜行バスなど代わりとなる交通機関の発展によるものもありますが、自分が重視するのは「低価格で泊まれる宿泊施設の充実」。寝台料金と同じ程度の値段で、静かな個室でバストイレがありテレビやネットを楽しめる、安価なビジネスホテルがここ数年でものすごく普及しました。この影響も大きいのではないでしょうか。

鉄道が繁盛すればするほど嬉しい一ファンにしてみれば淋しいことこの上ないですが、夜行列車の代わりとなるものがあまりにも充実した現代の世の中では仕方が無いのかな。と思っています。

九州ブルートレイン「最期」の旅路2009年03月14日 20:38

上り最終「富士・はやぶさ」9002列車(3/14)

昨日ブログにアップした「富士・はやぶさ」ですが、何となく淋しいと思っていたところ、自分の友人が最後の列車を見送りに青森から来ましたので、その付き合いで最終の上り「富士・はやぶさ」を見送る・・・というか見届けることに。

ということで始発列車に乗り風雨強い熱海駅まで行ってきました。雨が降る中で1時間以上待っていたこともあり、落ち着いて機関車を撮れるちょうどいいアングルで写真を撮る事ができました。(写真左上)

その後友人と合流して新幹線で東京まで移動。「富士・はやぶさ」が到着する東京駅10番ホームを見渡せる場所に行きます。件の10番ホームは、最終ブルートレインの到着を待つ鉄道ファンでごった返しています(写真右上)。そんな中、1時間以上遅れはしましたが、最終の「富士・はやぶさ」は事故もなく11時18分、ファンの喚声を浴びつつ東京に到着しました。

ここまで客車を牽いてきたEF66形電気機関車が、最後車庫まで列車を回送するため入換えをしています(写真左下)。そして入換作業完了。この回送列車が東京を発ったら、もう2度と「ブルートレイン」はここに来ない・・・(写真右下)

再びファンの喚声を一身に浴びつつ、東京駅から「ブルートレイン」を奪い去る最後の回送列車が、通い慣れた10番ホームを発ってゆきました。

汽笛一声、列車の運転士も手を振ってくれています!

社会性ある趣味2009年03月15日 22:15

富士ぶさを撮るついでに撮れた、リバイバル塗装の東北・上越新幹線。

昨日、最終の「富士・はやぶさ」を見送った後、大井町のブルドックで青森から来た友人と食事をしながら、鉄道趣味談義になりました。

友人は「鉄道会社から提供されたサービスを無批判に受け入れるような趣味人にはなりたくない。今度の寝台特急の廃止のように、Noと言うべきはNoと言える鉄道趣味人になりたい」と言った趣旨で話をしました。

チキンカツ(全然「Big」ではなかった)を食べつつ、友人の考えを尊重しながら話を聞いていましたが、どうも腑に落ちません。何故だろうかいろいろ考えていたのですが、どうもそれは鉄道趣味自体が「社会性のある趣味」であることに拠るようです。

普通、読書であれ旅行であれスポーツであれ、趣味は趣味の世界でたいてい閉じているのに対し、鉄道趣味は、世の中の流れに影響を及ぼす(少なくとも「かくあるべき」と世の中に対してアピールできる)趣味です。
自分だけかもしれないのですが、例えば「夜行列車は残すべき」と発言した際に、その発言が趣味人としての自分のエゴに拠るものか、それとも世の中というか社会的に妥当性のあるものか、考え込んでしまいます。いいオトナが自分のエゴで世の中へのアピールをしてしまっているか否か?

自分は考え過ぎなのでしょうか?自分でも分かっていないのですが、分かっていないまま「Noと言うべきはNoと言う」のも嫌悪感を感じてしまいます。


現在工作中。多分日付が変わる頃には大まかにまとまりますので、次回更新で本日の成果を取り上げます。