アメリカ風橋脚の工作(路面モジュール06)2009年11月16日 23:31

模型で作るアメリカ風橋脚

数年前、アメリカのニューヨークに行った事があるのですが、日本との違いで感心したのが「橋脚がすんごい華奢」であること。
日本だと地震で倒れたり潰れたりしないよう、鋼材やコンクリートを太く作り、それでも足りずに補強しているのですが・・・地震の事を考えなくて済むアメリカの橋脚は、鉄工所にある鋼材をヤグラ状に組んだだけ?と思うくらい華奢でした。
ニューヨーク地下鉄の桁・橋脚
工作に先立ち、www.nycsubway.orgでいくつか写真を見ましたら、こんな感じです。

で、どうやってこれを作るか?
プラ角棒の他に、ホームセンターや大きな模型店で売っている「Plastructのチャンネル材やトラス材」を使ってそれっぽく作る事にしました。ちなみにこの材料、前も使った事がありますが、少々値段が張るものの使い勝手は普通のプラスチックと同じで悪くないです。
それらを、「だいたいこのくらいの寸法になればいいのかな?」という目分量で切り出します。寸法が合わないところは後で適宜削ったりゲタ履かせたりします(超適当・・・)

(写真上)立体交差部。ここは「建築限界が確保できないため、高架線路の桁高を極限まで抑える」という設定にしました。桁高を抑えればその分スパンは短くなりますが・・・そこまでやっても桁高を抑えたかった「精いっぱい感」を表現できればいいと思います。そのため地上線路の複線の間に橋脚(Plastructの目の粗いトラスをそのまま流用)を立て、単線ずつをチャンネル材をそのまま使った貧弱な桁(やはりPlastructのチャンネル材。出来るだけ細いのにしました。幅2.5mmだから実物換算で40cm無いです。)で渡るようにしました。橋脚の位置は、路面モジュールの建築限界に合わせて線路中心から12.5mm、高さはパンタグラフの高い欧州型車両が通れる50mmにしました。
昔のTMSで「橋にはこんなのもある」とかで写真付きでこんな例があったような。。。

(写真下)ホームの部分は、ホーム端部はガッチリした構造で線路・ホームの桁を支えられるよう、本線部分で使った津川洋行の桁の余りを横に這わせ、それを華奢な脚(2mmプラ角棒を2本接着したもの)で支えるようにしました。桁を桁でうけるあたり、日本だと実例が無いので「?」なのですが、アメリカだと結構こういう構造があるみたいです。
ホーム拡幅部は、もっと華奢な構造でもいいと思い、Plastructのトラスで桁を受け、それを同じ4本の柱で支えるようにしました。

何か向こう側が透けて見えるので、ちょっとハァハァ・・・(以下検閲により削除)