半世紀前の横須賀線:70系電車の工作13(「湘南顔」をかっこよく作る)2010年11月02日 23:59

「湘南顔」をかっこよく作る:前面ガラスの工作

私事ですが、去る10月31日に満36歳になりました。
男性の平均寿命は79歳ですので、「人生の折り返し点(前半戦+後半戦+ボーナスステージ)」を過ぎた事になります。
いろいろありましたが、この歳まで元気に過ごしてこれた事に対して、素直に感謝の念を申し上げたいと思います。
あと、残り半分の人生が健康に過ごせますますように。。。。。

っていう格好いい事をブログにアップすべく下書きしていたら、深夜にも関わらず激しい吐き気と腹痛。朝になっても一向に症状が収まらず、昨日・今日と医者に行って緊急で検査してもらうことになりました。
幸い、症状は投薬無しで治る急性腸炎でしたが、人生後半戦の留意点を身をもって叩き込まれた感じです。

読者の皆様におかれましても、健康にはご留意されますように。。。


で、帰ってきてから、70系電車の窓ガラス入れ・仕上げを行いました。
クハ76の特徴的な前面窓はガチョウハウスの「ピタ窓」70系用を使用。キットの窓寸法にちょうど切り出された塩ビ板で、これを嵌め込むことで実車の通り車体とほぼ同一面に固定された前面ガラスを表現することが出来ます。
固定方法はすこし考えましたが、接着力に劣るもののはみ出した接着剤の処理・作業のやり直しが容易な木工ボンドをたっぷり使って、実車さながらのゴム止め風にしました。写真上のような感じで予め窓廻りに多めに木工ボンドを塗っておき、窓を嵌め込んだ後に爪楊枝に水を含ませ、木工ボンドをぜんたいに行き渡らせます。

ボンドが固まると、写真下のようになります。塗り分け線がアレですが、我ながらなかなか実感的で気に入っています。
あとは、塗装の手直しとナンバーとシール貼り・・・で完成。だけど明日はこの2日間で溜まった仕事を捌かないと。。。

誕生日は鉄道模型の日2010年11月03日 21:19

誕生日・・・は鉄道模型の日

まだ胃腸の調子も本調子ではない祝日。体調不良で先約をキャンセルし、家でゆっくり養生しようと思ったのですが・・・勤め先に忘れ物を取りに行ったら結構仕事が溜まっててorz。夕方まで仕事してました。。。

−−−−−
京急電鉄と運転主任
今日は、まだ元気だった(マテ)数日前の「晴れ」の誕生日、某シュニンサーンが活躍する電車に乗ってお出かけした時のお話です。
小さい時、自分は親から「鉄道模型を買うのは正月・子供の日・誕生日の年3回」と躾けられてきました。その中でも一番希望が通りやすかったのが誕生日。まだ小学生だった時、大好きな「電車」を買ってもらえる誕生日のワクワク感は、もうそれはそれは大変なものでした。

大田区産業プラザ
蒲田で降りて、大田区産業プラザに向かいます。
ここでは、10/30・31日の2日間、日本鉄道模型協会のイベントが行われていましたので、覗いてきました。
今年は、路面モジュール企画制定10周年ということで大々的な展示が行われていました。
実在する風景をモチーフにしたモジュールが沢山あり、これらににウットリしている中で、特に注目したのがコレ。

路面モジュール10周年
ニッカウヰスキーの看板が眩い、すすきのビルを再現した札幌市電風モジュールです。この他にも、京津線・土佐電・江ノ電・高知・世田谷線・・・・圧巻されました。自分の友達が作ったモジュールもしっかり並んでいます。

Zゲージのメーカー組合
今回の展示で気になったのが「Zゲージ連絡会(仮称)」が設立に向けて動いていた事。自分がモッパラ楽しんでいるNゲージ(線路幅9mm、縮尺1/148〜1/160)よりも小さい「線路幅6.5mm、縮尺1/220」規格です。
これまでは輸入メーカーの外国形ばかりで日本ではなかなか普及しませんでしたが、2000年代後半になりこの分野に進出する日本企業が出てきて賑わっています。
で、今回の「Zゲージ連絡会」。こうやってライバルたり得る複数企業が連絡会を組織すること自体、「Zゲージ」全体の安定・発展・繁栄を考えると必要な事だと思います。

Zゲージ規格
で、今回展示された中で目を惹いたのがコレ。0系新幹線です。これは「食玩に動力ユニットを追設する」というコンセプトの製品で、食玩(非動力の車体)は既に発売されています。「食玩」というとそれなりの仕上がりを思い浮かべる人も多いと思いますが、当日会場で動いているのも含めて見た限り十分満足いく仕上がりです。一頃自分がハマった同メーカー製JALジャンボジェットを思い浮かべ、思わずニンマリ。

羽田空港国際線ターミナル
荷物が若干重くなりましたが、その足でこの度オープンし新たに遠距離線も来るようになった、羽田空港国際線ターミナルに移動。いままでのプレハブ造りとは打って変わって、ターミナルは綺麗でしたが・・・いかんせん人大杉。あとガッカリだったのが国際線の飛行機。「羽田と成田、海外を含んだハブ空港競争」というマスゴミの煽り文句が白々しく聞こえるフライトプラン(遠距離便は全部深夜帯の離陸)でした。これじゃ「競争」じゃなくて「役割分担」ですよ先生。。。。


70系電車
そのまま都内の模型店に行き、一部組み上がった70系電車関東鉄道の気動車とかを走らせてきました。
御茶ノ水駅風
このレイアウトの名物、御茶ノ水駅風の駅で70系を遠巻きにパシャ。こうしてみると「都に降りた山男」風ですね。。。。


ボーナスは電車に化けました

戦利品はこれ・・・・冬のボーナスを当て込んで、我ながらこんなに大人買いしたのは初めてです。当然まだ貰っていない冬ボーナスは灰になってしまいました。。。
しかも中古とか中国製品のデッドストックとか、日本の景気にはあんまり貢献しなさそうなチョイスだし。。。

2ちゃんねるで見た話ですが、30日はマイクロエースのブースで大規模な「投げ売り」があったみたいですね。目当てにしていた485系イルカ塗装が投げ売り争奪戦になっていたら目も充てられないので、起き抜け猛ダッシュで蒲田に逝ったのですが、これは定価でマッタリ売られていましたし・・・・よく判りません。

半世紀前の横須賀線:デキタ━━━━(゚∀゚)━━━━2010年11月04日 23:33

7月に着工してから、ずいぶんスローペースでしたが・・・
半世紀前の横須賀線:70系電車
「半世紀前の横須賀線」こと70系電車が、ようやく完成しました。腕は全く上がっていません (´Д`;)

一応、ナンバーは製造年に従って微妙に異なる実車の形態にあわせて、横須賀線から高崎地区に転属となった車両より選びました。
折角ですので、1両ずつ紹介・・・
クハ76065
東京・新潟寄り先頭車クハ76065です。昭和29年増備車で、台車はコイルバネのTR48を履いており、車端部のトイレは2つ窓になっています。(本当は戸袋窓等がゴム式になっているのですが・・・)

モハ70107
中間電動車・モハ70107。昭和26年、70系電車がはじめて投入された際に大阪地区に投入された車両です。台車はクラシックな板バネのDT16(GM)。パンタグラフ側の妻板に窓を開け、貫通扉上にベンチレータが設けられております。

サロ75014
サロ75014。横須賀線に組み込まれていた1等車(後のグリーン車)です。まだ1等標記が入っていないですね・・・^^;)

モハ70056
モハ70056。昭和29年以降に増備された車両で、台車はコイルバネのDT17(鉄道コレクションから転用しました)です。この車両のみ、GMキットをほぼ無加工で素組みしました(加工したのはパンタグラフ脇の歩み台のみ)。もう30年近く生産され続けているキットですが、今見てもよくまとまっています。

クモハ53001
クモハ53001。唯一の戦前形です。実車はもともと大阪地区に投入されましたが、戦後横須賀線に転属するとともにモーターを70系電車にあわせて強化しています。クハ76と組んで久里浜〜横須賀間の区間運転に用いられた後、愛知・長野の飯田線に転属し、旧型国電の最後まで使用されましたので、ご存知の方も多いと思います。
車体標記・2扉のまま(東京オリンピックの頃、残存するクモハ43・53は全て3扉化された)ですので、時代考証的には丁度新型の111系が入った昭和37年前後ですね。。。

クハ76022
先頭車&(模型の)動力車、クハ76022です。昭和26年、70系電車がはじめて投入された際に横須賀線に投入されました。台車は板バネのDT13(GM)です。

とりあえず組み上がりましたが、まだ信号炎管の取付・1等車標記の追加等残っております。
組み上がってから見ると、丁寧に仕上げたつもりが切り継ぎ部分に傷が出来てしまったり、マスキングの線がフニャフニャになったり曖昧になったり・・・・まだまだ改善すべき点が多く反省することしきりです。

まあでも無事形になったので、善しとしましよう。夕日のような横からの陽射しを受けて、駅に佇む電車の写真を最後に挙げて、「半世紀前の横須賀線」編を締めたいと思います。
夕日を受けて・・・
_

富山地鉄14760キットを組む(00:まずは道具を揃えます)2010年11月05日 22:59

鉄道模型の金属キットを組む道具

国鉄スユニ60真岡鐵道モオカ63に続く3作目の金属キットとして、富山地方鉄道14760(あまぎモデリングイデア)を組む!宣言をしてから半月・・・ようやく着手できそうです。

今回のキット、はじめての試みとして「ハンダ付け」で金属キットを組むことにしました。前2作は瞬間接着剤で組み立てましたが、今回のキットは構成を見るとハンダ付けでないとうまく組めなさそうです。
今まで「熱があって危ない」という理由でハンダ付け工作から逃げ続けてきましたが・・・・今回は正面突破で行きますよ〜。

で、まずは道具から。ハンダ付けでキットを組むとはいっても、ハンダコテだけあればいいという訳ではなく、いろいろ道具が必要になります。何が必要か考えつきませんでしたので、尊敬するPole Pole Railways Home Pageさんのサイトにあります「ヤマシタ流(?)ハンダ付けの道具など」を参考に材料を買ってきました。

なお、これらのハンダ付け工作の道具は、東京・大阪など大都市の模型店に行けば、紹介されているものズバリを揃えるのも容易ですが、今回は地方在住で模型店があまり無いケースを想定し、趣味の工作関係が充実している大きいホームセンターで全てを揃えました(具体的には、作者は北関東在住なので、地場ホムセンで一番趣味の工作に強そうなJOYFUL-2で道具を調達しています)

まずは今回買った道具から。

  1. 一番左は電子工作用ではなく板金用ハンダ。フラックスも付属しており、金属工作用で一番在庫があったものです。
  2. その隣はキサゲ刷毛。銀・宝石工作コーナーにあったものです。これで500円。どれだけ保つのでしょうか?
  3. その隣はケガキ針。なかなかゴッツイです。

続いて、手持ちの道具を紹介します。

  1. 中央の一番大きいのがハンダコテ。多分20〜30wですが、なにぶん中学校の技術家庭の時間に作った、購買部で売っているようなヘンテコなモノですので、詳細は判りません。ちなみにコテ先は、数年前電子工作する時に磨いたところ、銅製でした。
  2. その隣はクリップ。普通のダブルクリップ、家にあったものです。
  3. その隣はダイヤモンドヤスリ。ホームセンター販売品で、今までもプラ工作で多用してきました。目詰まりしているのはプラ屑ですw
  4. 一番右がラジオペンチ。100均で買ってきました。。。。
  5. 最後に、これら道具が載っている木の箱は工作板。以前モジュール用にこしらえたのですが、寸法が合わず作り直して余ったものを再用しています。


という訳で、明日から本気出します。。。

富山地鉄14760キットを組む(01:手にして分かった真鍮の軟らかさ)2010年11月06日 23:19

富山地鉄14760キット(あまぎモデリングイデア製)

明日は仕事なので、今日中にやらないといけない家事をやっているうちに寝る時間。。。
寝る前に少しだけキットを弄ってみます。

まずはキットのご開封(写真上)。A5版の紙切れ1枚だけの簡単な説明書の他は、∩形をした車体本体(屋根・側板・内張が1枚に収まっている)が3両分、ホワイトメタルの前面が3枚、連結面その他の小部品をモールドした真鍮板が1枚・・・あとは使いどころが判らない手摺りのみ。
いままで見た事の無いキットの構成で、どこをどうすればどうなるか、正直イメージが沸いてきません。

しかも真鍮の金属光沢が眩しいだろ?こいつこんな艷してすぐクニャと曲がるんだぜ・・・・加工前の車体は、想像していたよりも軟らかく、不用意に扱うと思ったより軽い力ですぐ曲げ癖が付いてしまいます。

とりあえず、クハ175をテストピースとして、いろいろ検討しながら工作を開始します。万が一失敗しても残り2両で編成が組めますし。
まずは何も考えずに、車体裾を内側に折ってみます(写真下)。側板と内張(扉・窓サッシが表現されている)が思いのほかピッタリと重なります。これなら何とかなりそうだ。。。


モコモコのカーペットカバー
急に寒くなったので、実家からいろいろ持ってきて部屋も冬装備。床を掃除して、ホットカーペットとカーペットカバーを敷きます。新しく買ってきたブラウンのカーペットカバー、モコモコな手触りが最高です。