ミャンマーは凄かった(7)ミャンマー国鉄(補完編)2012年10月05日 23:51

第4回第5回に続いてミャンマー国鉄でもう少しいろいろ紹介していきます。

ミャンマー中央駅
ミャンマー中央駅。グリーンの屋根に、パヤー(パゴダ)を連想させる黄金の飾り屋根が特徴です。
機関車に牽かれるカラシ色の列車は、ヤンゴン環状線の近郊列車。鉄条網の向こう側は長距離列車ホームで、クリームと赤の客車が客待ちをしています。
ミャンマー中央駅は、1番線から7番線まであり、1〜3番線が長距離用、4〜7番線が近距離用ホームです。

ヤンゴン中央駅出札口
ヤンゴン中央駅の出札口です。駅を正門からは撮り忘れました。金屋根が魅力的な優雅な駅です。
駅建屋の入ってすぐが1番線で、ヤンゴン発の列車でも、特に長距離列車が出入りします。ホームは2重の金網で仕切られています。

ヤンゴン中央駅1番線
しかし金網の中に入るのは容易で、広いホームの1番線を簡単に拝見することができます。
ホームには列車待ち用のベンチが多数。その他売店等も多くみられます。

近郊列車ホーム
一方こちらは近郊列車ホーム。こちらの方が居心地良いですね。
気になったのは線路を支える枕木がまばらな事。繰り返しになりますが、こんなんで大丈夫なんでしょうか?

ヤンゴン駅となりの客車区
ヤンゴン駅に隣接して、客車区があります。客車1両あたりの長さも、日本区比べても若干小振りです。

今回の旅行でお世話になったDE1125型機関車
8月16日午前に乗ったた列車ほか、この日ヤンゴン近郊で主力として使用された、DD1125型機関車。1978年中国製。ミャンマーの鉄道は、(乗ったことないけど
)中国南部のメーターゲージ鉄道(昆河線とか)と規格とか車両とかが類似していそうです。

ヤンゴンの近郊列車
ヤンゴンの近郊列車。日本製RBEの輸入が進むとはいえ、まだ客車列車が主力です。一頃RBEが使用されていたヤンゴン環状線の列車も、また客車列車に戻っています。

これは良いイコライザー台車
で、客車の中には、イギリス製の気動車を格下げしたものもいます。エンジン数が多く管理するのに手間がかかる気動車は、特に発展途上国では使いこなすのに苦労が見られる傾向にあります。
そんな客車の台車を見ると・・・・これは良いイコライザー台車。十数年前まで日本でも現役だった日車D型のような、クラシックな中でもスマートで均整のとれた台車です。

キハ52の末路
で、我らがキハ52も残念ながら客車代用として使用されているものがみられました。折角の250馬力エンジン2機搭載の強力車も、実力を発揮できず腐りつつあります。

こちらは現役のRBE(もとJR東日本キハ52)
そんな中でもキハ52はヤンゴン近郊で重用されています。やはり気動車はこうでないと。

RBE2546
こちらもヤンゴン近郊で使用されるRBE2546。ワイパーがアレですが、新車以外は地方転属が続く(真岡鐵道モオカ63も南部に転属している模様です)なか、ヤンゴン市内で重用されています。
なんだかんだいって、日本車を使いこなしているミャンマーの人々。その「重用される日本車」、もう少しだけ触れてみたいと思います。

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