東京直結鉄道、まさかの西茨城縦断!?2013年09月11日 22:35

オリンピックの関係で、有楽町線延伸関連の情報を調べていたらとんでもない情報にぶちあたりました。

東京直結鉄道、下妻への延伸要望へ

運輸政策審議会答申第18号によれば、地下鉄8号線(有楽町線)を、豊洲から住吉/錦糸町/押上に伸ばし、さらにその先、亀有・越谷・野田方向に延伸する構想が「今後開業する常磐新線の投資効果が減殺しないよう留意して、着工区間、時期等を決定する」整備計画としてあげられております。
しかしこれには続きがあり、利根川を渡り鉄道に恵まれなかった坂東市(岩井)を通じ、圏央道と北関東道を結ぶ幹線道路と並行して下妻まで延伸する、という構想で、次回(2015年)の運輸政策審議会に位置づけられるべく、構想の具体化が地元市町で続けられているものです(茨城新聞ニュース)。
これで「下妻物語」のゴスロリ深田恭子も、下妻から東京まで直結で出掛けられてめでたしめでたし、という訳です。

さらにこの構想には壮大な続きがあり、下妻以北の延伸についても方向性が出され、「下館駅延伸についても将来的に検討すること」と、下館までの延伸の構想が、今年2月の「東京直結鉄道建設促進協議会」で位置づけられることになりました。
ΩΩΩ<な、なんだってー!?壮大すぎるぞ有楽町線!!!

でも、いまから2015年の運輸政策審議会で「将来の課題」に位置づけられたとしても、次の運輸政策審議会で「整備すべき路線」に格上げされ、事業者が決まり、都市計画決定も決まり、工事が始まって完成するまで、莫大な時間がかかるように思われます。
実際に下館まで有楽町線が来るのと、「どこでもドア」が出来るのとでは、後者の方が早いような気がします。

コメント

_ NAL ― 2013年09月12日 08:33

 今年2月時点でも新聞報道はあったのですが、オリンピック絡みで再浮上した感じですね。

 重要なのは「圏央道と北関東道を結ぶ幹線道路と並行して下妻まで延伸」というところで、額面上だけではあるのですが、道路と鉄道の一体整備を行う方向性が打ち出せたのは良いことではあります。
 (たとえば、従来なら4車線道路で計画するところ、2車線道路+複線の鉄軌道を整備するということであれば、道路交通量の抑制にも効果がありますので)

 「下妻」といっても、既存の下妻駅ではなく、どうも大宝駅辺りなのではないか……という感じもします。
 また、下館延伸は新たな線路を敷設するのではなく、既存の常総線というインフラがあるわけですから、これを活用することで整備の大幅圧縮が見込めます。

 ……まあ、冷静に考えると、このルートの整備よりも、茨城県西部に軸足を置く視点からは、常総線の高機能化と、TXへの直通運転の方がはるかに安上がりにして効果が最大化できるのですが……。
 今回も報道されたこの案の主眼は、都心~野田~岩井の鉄軌道による直結にあるのだろうと思いますので、もし実際に整備が決まるのであれば、その辺の調整や投資効果の最大化を図るための検討も必要になってくるものと思います。

_ クロポ415@泥酔鉄道 ― 2013年09月12日 23:47

NALさんコメントありがとうございます。2月の茨城新聞の記事は見落としていました。

茨城県では、「道路と鉄道の一体整備」の先例として、TXと並行する県道の事例(小貝川を渡る部分等)があります。
今回、高規格道路である「県西縦断道路」の計画も同時に立案し、構造物の共用化により双方の整備コストを下げる、というのも構想としてあるのではないかと思っています。

しかしながら、その県西縦断道路もまだ構想段階ですので、どちらも実現するのははるか先になるのではないか?と見ています。

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