上野東京ラインの詳細が発表される2014年10月30日 23:25

今日、上野東京ラインの詳細が発表されました。
今日の発表は、JRの人自ら「三線全ての列車の乗り入れは困難であるため、 どうバランスよく入れるか、複雑な方程式を解いている」と語った一番混雑する朝ラッシュ時を含む3線の運転本数と、常磐線の特急料金についての発表でした。
個人的にも、路線や車両の面で共通する東北線/高崎線ー東海道線の運転ルートに、常磐線がどこにどうやってどの程度割り込んでくるのか、いわゆる「オーバーフロー」をどうやって収束させるのか、大きな興味を持っていました。

その結果、「朝は取手以南の快速電車が時間あたり最大5本、品川まで直通」「昼は土浦からのグリーン車つきの列車の一部」「夜は取手以南の快速電車」が乗り入れることが発表されました。
やはり朝は上野駅の配線の都合か、東海道線から常磐線への直通は設定されませんでした。ただ、常磐線のグリーン車つき列車は昼間しか品川まで来ないこと。先日車両の増備が行われ、尾久駅や御徒町駅で留置されていた車両が品川まで行き、そこで留置される(折り返して常磐線に戻れない)と予想していたので、意外でした。

東北線沿線に住んで働いているのに、常磐線の動向が気になるのは、やはり自分が茨城に生まれ育ったせいでしょうか。たとえそこが常磐線より東北線の利用が便利な下館だとしても。
そして常磐線中距離電車の乗り入れが思ったより少ないのをちょっと残念に思ったのは、列車の運転が複雑であれば複雑なほど萌える「鉄道ファンの習性」なのかもしれません。

ともあれ、冬のダイヤの発表や再来年春の上野東京ライン増便など、今後の動きがさらに気になります。

(写真は上野東京ラインを試運転する185系電車です)