50系客車の仕上げ2015年02月28日 05:08


東北線の50系客車模型
泊まり明けの昨日、残業をしようとしたら、上司から「疲れ果てているその状態では仕事にならないから帰れ」と言われて定時で退社をしました。
家に帰ってから夕食を作り、家族で食べて、落ち着いて時計を見たら、いつもなら普通に仕事をしている時間でした。なんだかちょっと悲しいようなほろ苦いような気持ちになり、疲れていた事もありそのまま就寝。
タモリ倶楽部も見事に見逃しました。。。

そんな訳で寝たのが早い時間でしたが、疲れているにも関わらず、早朝4時の変な時間に目が醒めてしまいました。
今日も仕事なので、体力を回復させたい気持ちもあるのですが、そのまま布団にくるまっているのも暇で苦痛ですので、眠くなるまで模型弄りをすることにしました。

前回、Hゴム塗装の失敗をしたところは、ゴム色のグレーを広く塗った後、エナメル系塗料の赤を適当に調色して塗り重ね、乾かしてからゴム部分だけ溶剤で拭き取って表現することにしました。(模型のHゴムは掘りが実車なみに浅く、普通に烏口で色入れするのはかなり難しいです)
当然色味が異なり、塗り重ね面も凸凹になるのですが、実車も末期のときは、自慢のレッドがつぎはぎだらけの塗装になっていたようですので、これで遊ぶことにします。

50系客車は、普通車のみの単調な編成ですが、ちょっとバリエーションを出したくて、オハフ50のうち1両は、トイレがある方の車掌室とは反対側のテールライトを光らせるようにします。
ベースは旧製品(#2530)の方のオハフ50。
車掌室が無い方もドア操作用の業務室となっており、同じようなデザインでしたので、無加工で床下を逆に組み立てれば納まるかと思いましたが、そこまで都合良くはなく、若干の加工が必要でした。
点灯式ライト収納部分の出っ張りが大きく、そのままでは室内に納まらないため、嵌め込み式の窓ガラスの下部を、トイレ部分とだいたい同じ程度の寸法に削り落とし、ライト収納部分が納まるようにします(写真上)
また、ライト収納部分出っ張りは、トイレ側ではあまり目立たないのですが反対側に移設することで窓を通して丸見えになってしまいますので、出っ張り全体を黒で塗装。あわせて向きを変えたことで位置関係がずれる室内パーツも、窓からみて特に目立つデッキ仕切りを削ってしまいます。

床下はトイレ用の水タンクが付いているため、室内やライトパーツとはさらに逆の本来の向きに組み付けたいところでしたが、床下自身もライトパーツを納めるように成形されているため、室内やライトパーツと同じ向きに取り付けなければならなかったです。
なお、写真下は現行のトミー製品(#2501)の床下。ライトがLEDチップになっておりライト収納部分が大変コンパクトになっています。その他、室内とはいえ成形パーツが細かくなっており、Nゲージ鉄道模型の製品の進化がここでも分かるようです。

車両に番号を転写。番号は最晩年の盛岡〜青森間の客車列車で使用されていた選びました。青森在住の50系客車ファンの友人K氏が大学時代こまめに車番をメモしていたのを思い出し、電話で番号を訪ねてみたら、そのメモが手元にないのに、ある日乗った「オハフ50 2321」「オハ50 2200」とスラスラと出てきました。50系客車への想いが素晴らしいです。
もう1両は製品付属のインレタのまま「オハフ50 2330」をチョイス(盛岡所属の車両でした)。
北斗星間合いのEF81が牽いていた最末期の姿を表現するため、JRマークも惜しげ無く(これの分売が無いのです。。。)使用します。

かくして色も微妙に異なる、最末期の3両編成が完成。
赤い車体に白や銀の表現が映える、シンプルで機能的な姿です。模型的に見ても、いろんな機関車を引き立てる脇役として活躍しそうです。

テールライトはこんな感じ。
改造して付けたトイレの無い業務室側のテールライトも、違和感がありません。
公開の場で走らせても、気づく人はあまりいないと思われますが、結構自己満足に浸れそうです。