沖縄旅行2015-5 「沖縄みちばた紀行」をなぞる2015年07月17日 07:06

沖縄に思いを馳せる時は、たいてい「ひたすら歩いた 沖縄みちばた紀行(カベルナリア吉田)」を読んで心をなだめる日が続いていました。沖縄好きの雑誌編集者が頭までドップリ浸かった、ガイドブックには載らない「沖縄の体臭」みたいなものを感じさせてくれます。

この本では、ヒコーキ時代が始まる前の那覇の玄関だった那覇港、それに隣接する牧・松山地区の話から始まります。
今回、安いビジネスホテルが松山に取れたことから、改めて注目。
松山の繁華街の朝。朝だと言うのに、帰り道のおねいさん方とパトカー。夏の生暖かい朝の空気も相まって、すごく倦んだ感じが溢れてきます。

そんな松山の昼下がり。「沖縄みちばた紀行」でも書かれていましたが、本当に風俗の無料案内所が増えています。それこそ「案内される店」と同じくらい見ました。
そんなに「遊びたがり」の人ばかり多く来沖しているとは思えないのですが。自分の認識の方がおかしいのでしょうか。

こちらは瀬底島。シュノーケリングの際に見かけたリゾートホテルです。。。

「沖縄みちばた紀行」でも瀬底島のリゾート開発が頓挫して島の人が困っている話が取り上げられていました。あれから数年、リゾートホテルの建物は建てかけのまま放置された廃墟でした。サビ放題の鉄筋、設置されたままの仮設材が痛々しいです。
レジャー・観光をする人の層は変わり(年齢層及び外国人比率の上昇)、及びその楽しみ方も変わり(交通網の整備による移動増、及び中国人買い物ツアーに見られる様な、ホテルにかける費用の低下)、本島西海岸リゾートのようなホテル需要が今後来るとは考えにくいと思います。
本当にどうするんでしょうか。

波の上ビーチから臨む夕陽。この写真を撮ったのは、「沖縄みちばた紀行」でも工事中の様子が酷評されていた那覇西道路の下。道路整備とあわせてビーチが公園として整備され、バーベキュー場・シュノーケリング場が整備されていました。
ビーチの砂浜から見える景色は変わりましたが、この道路のおかげで那覇市内から空港まで渋滞無く行けるようになりました。

夕食は、やはり「沖縄みちばた紀行」に乗っていた、辻のジョージレストランで、いただきました。
酸味の強いA1ソースも相まって、筋張って硬いニューヨークステーキが美味しく食べられました。

(つづく)