ドキッ!?ステマだらけの水泳大会(ポロリもあるよ)2015年11月05日 22:45

やはり水泳大会といえばポロリですよね〜(鬼畜)

行きがけ、例によってウトウトしながら電車の中でネットニュースを見ていたら、面白そうな記事を発見して、帰りに詳しい記事を読みたくてビールと一緒に週刊ダイヤモンドを購入しました。
1記事のために鉄道模型の貨車1両分の出費をしましたが、やはり面白いことが書いていありました。
週刊ダイヤモンド11月7日号
巻末の方に第二特集としてひっそりと載っていましたが、ノンクレジット広告の問題でかなり突っ込んだことが書いてあります。
<strong>いわゆる「ステマ」って奴です。</strong>

ネット広告について、業界団体で書いてあるガイドラインでは「金銭の授受があれば有償枠として広告明記しなければならない」とあります。
しかし、広告業界新進のある会社は、クライアントから金銭をいただいた上でライターさんに記事を書かせてポータルサイトに載せ、それがより大手のポータルサイトに転載されることで「広告」を明示することなく広告的な記事を広告らしくないスタイルで載せていた、ということが書かれています。
具体的な手口や当事者は本誌をご覧いただくとして(少なくともこの記事だけでNゲージの貨車1両分お布施する価値は確実にあると思います)、ふと思ったのが。

この手口を知った感想は2個。
「①仕組みを考えた奴まじで頭いいな爪垢煎じて飲むから頂戴」
「②一連の『PR』の作成から最初にネットで公表されるまでの過程は、実はゴーストライターの仕事とあまり変わらないのでは」
記事を最後まで読んで感想を書いています

なかなかクレジットカードを作れない人がクレジットカードを作る方法として、まず信用審査の低いお店提携カードを作って、実績を作ってからより審査の厳しいクレジットカードを作る、といったことがありますが。
ライターさんに書かせた記事をより信憑性ある記事に仕上げていく手口が鮮やかです。

こんなの知ったら、「どうせネットはステマだらけの水泳大会」なんて具合に、包括的にネット媒体の信頼性が落ちる以上の答えは出ないように思え、それで一向に構わないと今朝は思っていました。

しかし、今回のダイヤモンドステマ騒動を知ることになったYahoo!個人のオーサーである某切込隊長の記事を読み直してみると、ステマ対策で日本の消費者行政を適正化しても海外経由で問題は解決されないし日本のネット業界を弱体化させる、というところまで先を見据えていることがわかります。

なるほど、自分の視点は「電気を無駄遣いするJR逝ってよし」なロッケンロールと視点の近さはあまり変わらないようで。
いずれにしろ、より安心してネットが楽しめ、より公平な視点で判断できるよう、適正な情報提供がなされることを願ってやみません。殺伐とした世の中では、生き残ることにエネルギーを浪費し、より良い社会の実現はより難しくなるでしょうから。

あと期待の「ポロリ」ですが、この記事を載せたダイヤモンド社もポロリしちゃった事、でしょうか。