さよなら415 ― 2016年03月24日 23:15
3月26日のダイヤ改正まであと1日ちょっとです。
自分の中では、今回のダイヤ改正では。やはり415系電車の引退が一番のインパクトです。
1日早いですが、今日は茨城にステンレスカーの新風を吹き込んだ、半世紀以上に亘る交直流電車のパイオニアの血筋を継ぐ415系ステンレス車に暇乞いをつけてきました。
夜更けの小山駅。唸る主抵抗器のブロアー音、消える室内灯。もう首都圏では二度と味わえないであろうパイオニアの趣きを、覚悟を決めて五感に叩き込んできました。
しかしなぜ改正前々日の今日なのか?
今を去ること9年前、415系鋼製車の引退が話題になったあの日。
明くる日のダイヤ改正を控え、さよならヘッドマークを据えた記念列車の運行とは別に、多くの普通列車が改正後の車両送り込みを兼ねた運用変更を受けました。
写真の403系もそう。老朽車ながら最後の最後まで永らえた403系電車の最後の1本ですが、最終日に偕楽園で見送った後、終点の高萩で折り返すことなく(所定なら7両で水戸線往復仕業について下館滞泊の予定であった)そのまま引込線に取り込まれて最終日にしまいました。
多分、歴史は、繰り返す。
「最後」に確実に乗った経験を体に刻みこめました。
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