ナマの35系客車に出会う2016年07月04日 21:05

土日休みは家族で静岡方面にドライブに行ってきました。
通りがかりに寄った千頭駅に立ち寄り。ちょうどSL急行が到着しましたので、1枚パチリ。
大井川の旧型客車
短いながらもテンダー機関車のC56を頭に、旧型客車5両と後補機の電気機関車からなる、黒と茶色で統一された堂々たる5両編成です。
もう、これだけでマニア垂涎です。

一方、構内にはトーマス特急が展示。顔つきの蒸気機関車と関西旧型国電のような朱色の客車。C11 207(トーマス)と49616(ヒロ)とが並ぶ構内のトーマスランドは親子連れで大盛況。

そんな中、SL急行の客車を見てみると、トーマス特急は戦後製の43系客車の整った編成であるのに対し、SL急行は第二次大戦を跨いで製造された35系客車からなり、そのバリエーションがまた素晴らしいです。
35系客車といえば、古くからのトミーの折妻製品(分解が難しい奴)が有名ですが、実車はこれだけではありません。
写真上は戦前の余裕があった時代のオハ35 149。窓上補強のヘッダーのない、大変スマートな外観です。
写真下はオハフ33 469。こちらは35系客車の中でも戦後製の切妻車。後継型と折衷したようなデザインがしっかり残っています。
編成1本で日本の客車史がギッシリ詰まった列車に、思わず目を見張ります。

車内もこんな感じ。ススのせいか薄汚れたベージュデコラの更新された内装(写真下)も「汽車」感が匂い立つようで好ましいですが。
写真上のような未更新の板張りとか、今なお普通に現役なのがもう素晴らしいです。

本当によくぞ生き残った我が精鋭達よ!と声をかけたくなってきます。

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