ドイツ風急行客車の工作18-客車のUIC番号に悩む2017年05月06日 21:57

今月末引っ越しをすることになり、今日は引っ越し屋さんと色々相談したので体力を使い果たし、工作はできませんでした。昨日に引き続き、連休当初の思惑と異なり、工作が全然できない日々が続いています(涙)

ヨーロッパの客車には、国際的に通用する通し番号が振ってあり、今回の模型でもこの「UIC番号」を振ってみようと思うのですが、これがなかなかの沼。
こんな感じの番号です。

この番号は、形式を示す日本の車両番号とは異なり、国籍や客車の目的・機能を示しているものです。
例えば、写真上の場合は、
51 80 02-43 050-3
51(国際列車用)
80(ドイツ国籍)
02-(私有2等車)
43(最高速度140 km/h、蒸気暖房+1000VAC暖房)
050-(通し番号)
3(チェックデジット)

日本もUIC(国際鉄道連合)に加盟しており、日本の客車でもこのルールに従って番号を振ることができます。
例えば「オハネフ25 215」
60 42 58 29 215-9
60(エアコン付き国内列車用)
42(日本国籍)
58(簡易寝台車8個室)
29(最高速度120 km/h、独立暖房)
215-(通し番号)
9(チェックデジット)

UIC番号は日本語での公式解説があまりありませんが、検索で調べてみたところ、下記のサイトが内容を網羅してそうです。
http://www.t3.rim.or.jp/~boogie/UIC.htm
https://www.taidenrail.com/用語集/
また、チェックデジットは過去はいい計算例が載っていましたがホームページが閉鎖され、日本語で参考になるのはここくらいです。
http://dampfhof.net/r~norm11nummer.htm

そんな訳で、見よう見まねでエクセルでUIC番号の計算例を作ってみました。

もう一つ、車体裾にこんな記号が振ってあり、こちらはなんの事か、もはや想像するしかありません。
う〜ん。。。
最高速度120キロ、汎用性なし、西ドイツ、オーストリア、スイス、東ドイツ直通可能、ていう意味でしょうか?

コメント

_ たづ ― 2017年07月09日 23:02

はじめまして。
UIC通し番号の最大の欠点は、コンピューターが未発達の頃に決めてしまったこと、1形式の両数がやたら多い国が直通先になりうることをほぼ無視していることですね。今ならチェックデジットなど要らないでしょう。
軌間が大きく異る日本は別としても(この振り方だと35系・61系はアウト)、直通のありえる国で旧ソ連・中国は同一形式で千両超えはざらで、しかも旧ソ連は車両番号の振り方自体、他国と全く違います(どうやら鉄道管理局ごとで振ってあるようで、付番論理は鉄道車両というより自動車のナンバーに近い気がします)。
直通のないローカル車については、ドイツもUIC番号のない客車があるようですし。

_ クロ@泥酔鉄道 ― 2017年07月15日 22:42

たづ様コメントありがとうございます。

UIC番号ですが、貨車とかは1000両越えとかがありそうで、西ヨーロッパ諸国は破綻している予感がします。
でも旧ソ連の車両はどうやってヨーロッパのUIC番号で管理・・・と思ったら、旧ソ連の客車は大柄でヨーロッパに入れそうにないので問題ないのかもしれません。

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