「鬼怒電」ものがたり-一番影響の大きいあの施設はどうするか2018年02月07日 05:20

茨城の鉄道を語る上で、どうしても外せない「あの施設」の話。
茨城県石岡市柿岡にある「気象庁地磁気観測所」です。
本来この施設は都内にありますが、大正時代になって東京市電が開通するにあたり、直流電化による観測への影響を避けるため、大正元年に茨城に移転したものです。
以来、観測所から直径30kmの範囲内は鉄道の直流電化が禁止され、常磐線・水戸線・つくばエクスプレスの電化に多大な影響を及ぼしました。

茨城で架空の電気鉄道を空想する際、この施設の存在を苦々しく思った人も多いと思われます。
自分もそうでした・・・
今回自由形電車を作った「鬼怒電」(関東鉄道常総線+国鉄真岡線+長倉線+真岡〜宇都宮の電気鉄道)の設定を考えるのに、やはりこの地磁気観測所が影響してしまいます。
考えた結果、「柿岡の地磁気観測所」は、最初から柿岡ではなく田伏(かすみがうら市)に移転しており「霞ヶ浦の地磁気観測所」だった事にします。

この位置なら、現在の関東鉄道常総線や過去の茨城鉄道水浜線が直流電化されていても影響なく、また国鉄水戸鉄道管理局管内の常磐線や水戸線が交流電化されている合理的な理由になり得ます。
ただし、地盤や湖の影響により、田伏で正確な地磁気観測が出来るかは不明です。

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