ブック型ケースの更新2021年09月23日 00:07

新型コロナワクチンの2回目接種を受けてきました。ブログ更新時点で接種から10時間が経過しましたが、今のところ発熱を含め目立った副反応は見られません。

さて、中古の鉄道模型屋さんや新品をバラ売りしているお店で、要らなくなったブックケースを大量に仕入れてきました。中古品で1個300〜500円、新古品で10両入る中敷が付いて1個1,100円でした。

ブック型ケースの中には、経年劣化で各所が破損しているものが複数あり、かねがねどうしようか悩んでいましたので、その更新に充てます。
本当はこれから作る車両を収納するためにブック型ケースを調達したのですが、破損ケースが思いのほか多く、買い込んだストックは全て破損ケースの交換に消えてしまいました。

破損したブック型ケースから新しいケースに車両を詰め替えます。
ブックケースの破損は、トミックス(新)とマイクロエースのケースに多く見られ、ソフト素材使用のKATOのケースでは破損はありませんでした。

車両を詰め替え終わったら、外箱にラベルの貼り付け。ラベルはExcelで原稿を書きタックシートに印刷しただけの飾り気のないものですが、実用本位です。
ブックケースのスリーブを使用する車両はスリーブに貼り付け、使用しない車両はケースの外箱に直接貼り付けします。

ラベルを貼ったブックケースです。今回ラベル貼り付けにあたっては、ブックケースを更新し車両を詰め替えたケースだけではなく、ラベルを貼らないまま車両を突っ込んでいたケースにも判別しやすいようラベルを貼りました。
ブックケースにもいろいろデザインがありますが、個人的には、写真一番上の、トミックスの旧型ブックケースが好みです。ケース全体に斜めストライプのモールドがあり、お洒落なのがイイのです。

JR完全乗車への道2021年09月24日 02:15

昨日はワクチン接種後の微熱(37.6度)で工作する気が起きないので、時刻表片手に今まで乗ったJR線の通算距離を計算。
廃線・移管になったり線路付け替えがあったりで分母の総キロの数字も変わるので一旦フルチェックをかけました。

その結果、今日時点での乗車キロは15545.0km、乗車率は79.88%になりました。

敢えての夏休み北海道旅行01-パックツアーでも札幌まで列車移動(9/25AM)2021年09月25日 22:20

コロナの感染も落ち着きつつある昨今ですが、まだ大手を振って旅行にはちょっと行きにくい今日この頃です。しかし、我が家では遅い夏休みをとって、夫婦での北海道旅行を決行しました。
北海道に行くのは、2006年に稚内に行って以来15年ぶりです。

始発の新幹線新函館北斗行きに乗車。乗り込んで早々、まずは旅の無事・無感染を願って新幹線の車内で乾杯です。

大宮を6時57分に発車、4時間ほどで北海道入りし新函館北斗に到着しました。この時点でJR全線の乗車率も80%を超えました。

新函館北斗からは11時8分発の特急北斗9号に乗車・・・のはずが、逆方向の函館駅に向かいます。
今回は片道JR、片道航空、JRの北海道フリーパス付きのツアーを購入したのですが、北海道フリーパスの引き換えが函館でないと出来ない(新函館北斗では出来ない)不思議な仕様です。
やむなく券売機で切符を買って(券売機で短距離切符を買うのは数年ぶりだったりする)函館に行きました。

函館で北海道フリーパスの引き換えと今回の旅行で使う列車の指定券全ての手配を無事終えました。時間はちょうど昼食時。せっかく函館まで来たのだからと函館らしいものを食べようと夫婦で申し合わせてラッキーピエロに向かいます。
しかしお店は大繁盛の大混雑。意を決して行列の途中まで並んだものの指定した列車に間に合わないと判断してご当地B級グルメは断念。
函館駅で駅弁とビールを買い込んで、函館12時15分発の特急北斗11号に乗車し、北海道の中へと攻め込みます。

駅弁に買った鰊みがき弁当を片手に列車の車窓を眺める、優雅なランチタイムが過ぎていきます。妻はいかわっぱ飯を注文しました。

車窓は大沼と駒ヶ岳のコントラスト。活動中の活火山の駒ヶ岳の山肌は木が生えておらず黒々としており、目を惹かれます。

指定された座席は、札幌に向かう進行方向左側、つまり山側でした。
噴火湾沿いに走る車窓を間近に楽しみたいと思い、進行方向右側(海側)の座席を確保すべく、自由席車内がガラガラなのを確認してから席を自由席に移りました。
噴火湾越しにこれからその麓に向かう、北海道の山々が見えます。

そんなこんなで夕方16時過ぎに札幌到着。普段乗らないディーゼル特急でしたが、常にエンジンをフル回転させながら北海道の大地を爆走するその走りっぷりに惚れ込みました。

敢えての夏休み北海道旅行02-緊急事態宣言下の札幌と路面電車新線(9/25PM)2021年09月26日 23:45

札幌に降りたら、ガイドブックで当てにしていた複数の店に電話で営業状況を確認しましたが、どこも電話は出ず。嫌な予感がしてダメもとでそのうちの一軒に行ってみたら、緊急事態宣言とのことで休業中。見事に空振りになってしまいました。
そんなわけで夕食を求めて札幌の街を徘徊することになりました。

まずは数年前に環状線が開業した札幌市電に乗りに行きます。
新しく線路が敷かれた西4丁目〜狸小路〜すすきの間は、全国でもここにしか例がないサイドリザベーションと呼ばれる、一番歩道寄りの車線に路面電車の線路が敷かれた区間です。
通常路面電車は道路の真ん中を走ることが多いのですが、これだと乗降客は車道を横切って道路の真ん中に出なければなりません。これに対して一番歩道寄りの車線を走らせれば乗り降りはバスと同じで車道を横切らずに行うことができます。
ただし自転車などの軽車両の走行位置や、自動車の駐停車の影響をまともに受けてしまうことから、この方法はなかなか普及しません。

北海道・札幌の象徴と言っても過言ではないすすきののニッカウイスキーの看板を1枚パチリ。このビルの中にある数多の飲食店がコロナ禍の影響を受けていると思うと、やはり早く収束してほしいと願わずにはいられません。

すすきのから市電に乗り西4丁目で下車し、すぐ近くの大通公園まで歩きます。大通公園の東端にはテレビ塔が建っています。
すぐ近くには、口の悪い人に言わせれば「日本三大がっかり」とも言われてる時計台があります。ちょうど5時を迎えるところであり、鐘がなるのを聞くことができました。

観光に現を抜かしているうちに本来の目的を忘れそうでしたので、ガイドブックに載っていた二条市場にある店に向かいます。
二条市場は札幌の台所とも呼ばれる市場ですが、午後5時ともなればほとんどの店が店を閉めてしまっています。
で、ありついた海鮮丼。具は新鮮で大変美味しかったです。

お腹も膨れて満足しましたので、狸小路のアーケード街を抜けて赤レンガの道庁に向かいます。
赤レンガの道庁は現在改修工事中で建物の中には入れませんが、囲いがされた近くには来ることができ、その姿を拝むことができます。

ここからは今日最後の列車、特急ライラックで今日の宿がある旭川へ。列車は前は青函トンネル連絡特急で使用されていたものが転用されていました。
指定席車は僅かな乗客を乗せて旭川に向かいます。今晩は旭川泊。

敢えての夏休み北海道旅行03-美瑛・十勝岳ドライブ(9/26)2021年09月27日 21:02

明けて9月26日、旭川で朝を迎えます。
外の気温は9度、東京のつもりでいると冷気が袖や裾から流れ込んできて、身が引き締まります。

旭川駅でレンタカーを借りて今日の行動開始。今日は美瑛・十勝岳方面にドライブです。
借りた車は軽自動車の日産デイズ。普段乗っているヤリスと比べると、いろんなところで乗り味が異なります。

まずは「青い池」を目指し、十勝岳方面に向かいます。
ここは、十勝岳の砂防施設を作った際に水が貯まって出来た池で、上流の水と美瑛川の水とが混じり、水溜りの水が青く見える場所です。
青い池から立ち枯れの白樺が生えているその姿はとても美しかったです。

そのまま十勝岳のスロープを登り、十勝岳望岳台へ。
ここは万が一の噴火の際に登山客が避難できるよう設置された避難シェルターで、ここの2回は展望台になっており、十勝岳のみならず美瑛岳・美瑛富士・オプタテシケ山が一望できます。

さらに車で十勝岳を登り、車で行ける終点にある十勝岳温泉凌雲閣まで到達。ここには、眼前に十勝岳を臨むことができる露天風呂があります。
十勝岳は活動中の活火山で、山頂付近は有毒な火山ガスが流出しているせいか木々は全く生えていません。
そこから下に目をやると、ちょうど紅葉が真っ盛りで、赤や黄色に染まった木々が山肌を彩っていました。

温泉を堪能して十勝岳を下山。最後に美瑛町郊外にある「四季彩の丘」に立ち寄りました。
ここは有料ですが綺麗に整備された花畑の中を歩けるようになっています。9月末でラベンダーの季節は終わっていますが、それでも色とりどりの花が咲き揃えられておりました。

そんなこんなで丸一日美瑛で遊んできて、レンタカーを返却。
夕食は旭川名物の塩ホルモンと決めていましたが、生憎緊急事態宣言で目当てにして店は休業中。今回の旅行はこんなんばっかです。
仕方なく繁華街を歩いていると「ホルモン焼」と描かれた1軒の焼肉屋が開いているのを発見。
出てきた塩ホルモンは、洗い立てのミズダコのようでもあり、弾力があり大変美味しかったです。

夕食まで済ませてから特急オホーツクで網走に向かいます。特急オホーツクは、札幌から網走までを結んでいる特急列車です。
その特徴は、何と言ってもこの列車が最後になったキハ183系で運行される特急列車であること。北海道の特急気動車の多くがラベンダー帯のキハ261系に統一された今となっては、大変貴重な国鉄型気動車です。
特急オホーツクに使われているキハ183系。外装は疲れが見られるものの、車内は綺麗にリニューアルされており快適に過ごせます。ただそれでも窓サッシや洗面台など車両の造りの各所に「国鉄臭さ」が残っており、わかる人が見ればその特徴を知ることができます。
4時間にわたる「夜行列車」の中で、お酒を飲んだり居眠りをしたりブログを書いたりして過ごしました。途中、列車と鹿とが接触したりして20分以上遅れたりしましたが、それも含めて貴重な体験になりました。